退職代行サービスって、使ったほうがよいですか?
こんにちは。山本しのぶです。
転職活動のサポートを行っていると、お客様から相談を受けることがあるのが「退職交渉」についてです。
退職交渉、あなたは行ったことはありますか?
退職交渉は、ちょっと大変ですよね
退職交渉って、ちょっと大変なイメージがありますよね。
私は、ザッと振り返って、4回は退職交渉をしたことがあります。
いやぁ、1回目はかなり大変でした。
退職をひきとめられて、合計10時間以上、上司達と面談しました(笑)。
当時は大阪に長期出張に行っていたのですが、課長や部長が大阪まできて、みんな何事かとザワザワしてました。私です、ごめんなさい。
でも、よく考えたら、3回目も4回目も大変でしたね。^^;
2回目のときは、退職交渉はそれほど大変ではなかったけれど、上司がチームに私の退職を報告したら、みんなが泣き出してしまい、申し訳ない気持ちになりました。つられて私も一緒に泣くという、収拾のつかない事態に…^^;(いいチームでした。感謝です。)
まぁ、退職交渉は大変ですよね。
退職交渉は、
「何をどう言おうか?」
「いつ言おうか?」
「上司にどんなリアクションをされるだろう?」
「ちゃんと無事に辞められるかな?」
など、気になることはいろいろあります。
転職サポートを行うお客様でも、在職中に転職活動をする人は、
「退職交渉、ちゃんとできるかな」
「引きとめにあって、辞めさせてもらえないのでは」
「せっかく内定が出たのに、入社日までに辞められないと、内定取り消しになってしまうかも!」
など、現職の退職交渉に、不安を感じる人もいらっしゃいます。
退職代行って、どうなの?
「円満に辞められるかな」
「引き留めにあったらどうしよう」
最近は、退職交渉に不安を感じたときに「退職代行サービス」の利用を考える人も増えてきたかもしれません。
この数年で、退職代行サービスは一気に増えました。
とくに新入社員が入社する4月、5月あたりは、退職代行を使ってすぐに退職した新入社員のニュースが取り上げられることも多いですよね。
退職するときに、退職代行サービスを使ったほうがいいのか?
以前よりも身近な存在になった、退職代行サービス。
では、実際に今の会社を辞めるときに、退職代行サービスは使ったほうがよいのでしょうか?
会社に「退職したい」と伝えたときのリアクションは、会社や上司によってさまざまです。
ですので、一概には言えませんが、
私の個人的な考えとしては、基本的には退職は、退職代行サービスを利用するのではなく、あなた自身が頑張って退職交渉することをおススメします。
もちろん、すごくブラックな会社で、退職を伝えたらすごくおどしをかけられたとか、あなたに危険が及びそうな場合は別です。
通常の会社や上司であれば、最初に退職したいことを伝えて引きとめにあったとしても、あなた自身の伝え方や伝える内容を変えれば、その後は退職交渉がスムーズに行く場合もあります。
1度ひきとめにあっても、その後、少し時間をおいて再度話をしたら、あなたの決意が固いことが上司にも伝わり、退職に向かって話が進みはじめるケースもあります。
すごくムリな退職交渉を行えば別かもしれませんが、通常の範囲であれば、誠意をもって対応すれば、最初はなかなかスムーズに話が進まなかった場合でも、退職に向けて話が進みはじめるケースがほとんどです。
実際に、私の場合も、私のお客様の場合も、いろいろあっても最終的には無事に退職交渉が進み、希望の日程までに退職ができています。
退職代行を使うと、退職じたいはスムーズに進むかもしれませんが、1番気になるのは、あなたが1番お世話になった先輩や同僚などの周りの人に、迷惑をかけるかもしれないことです。
お礼や挨拶もできませんし、退職代行サービスを使うと、辞めた会社の人からすると、あなたがある日突然いなくなる形になります。
引継ぎも十分に行えませんし、あなたの業務の負荷を背負うのは、いつもお世話になっていた先輩や同僚達です。
同じ業界に転職するのであれば、またいつどこで顔を合わせるかも分かりません。
次に会うときに、気まずい状況にはなってしまいますよね…。
退職代行サービスを使えば、辞めやすいことは事実だと思いますが、個人的には、
1.まずはあなた自身で頑張って退職交渉をして、お世話になった人に引継ぎや挨拶をきちんとしてから辞めるようにする。
2.実際に退職交渉をしてみて、上司や人事との話し合いなども何度か頑張ったけれど、それでも自分1人の力ではどうにも辞めさせてもらえない時にだけ、退職代行サービスの利用を検討する。
くらいのイメージがよいのではと思います。
退職するときは、どうしても上司や周りとの関係が気まずくなる可能性もありますが、できれば一定の期間はお世話になった会社なので、なるべく円満に辞められるとよいですね。^^
転職活動は、求人への応募や選考なども大切ですが、現職への退職交渉や新しい会社に入社後の立ち居振る舞いによっても、その後のあなたの評価は変わります。
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