転職活動の面接の逆質問で「入社までに勉強しておくことはありますか?」と聞いていませんか?
こんにちは。キャリアコンサルタントの山本しのぶです。
就職活動や転職活動では、面接の最後に面接官から
「最後に、〇〇さんから何か質問はありますか?」
のように聞かれることが多いです。
いわゆる「逆質問」といわれる質問ですね。
あなたは、中途採用の面接で逆質問をされたときに
「入社までに、勉強しておくことはありますか?」
と聞いていませんか?^^
この質問は、残念ながら、おススメしません。
新卒の面接であれば(新卒でもおススメはしませんが)、まぁギリギリOKかな……というレベルの質問です。
中途採用では、私が転職サポートで相談を受けたときには、この質問はしないほうが良いですね、とお伝えしています。
「入社までに、勉強しておくことはありますか?」
という逆質問をおススメしない、主な理由は、
・どの会社でも通用する質問だから
・とくに準備をしなくてもできる質問だから
です。
プラスして、「入社までに、勉強しておくこと」を聞く質問は、相手に答えを丸投げしているような印象も与えます。
「何をすればいいですか?」というタイプの質問だからですね。
新卒であれば、社会人経験がないので分からない部分もあるかもしれませんが、中途採用でとくに30代や40代でこの質問をすると、幼い印象を与えます。
もし、それでもこの質問をしたい場合は、先にあなた自身の考えを伝えてから、それで合っているか?とか、他に何かあるか?という聞き方をするとよいですね。
では、逆質問では何を聞けばいいのか?
では、逆質問では、どのような質問を聞けばよいのでしょうか?
ポイントとして意識すると良いのは、面接の逆質問は「選考の一環」であるという点です。
あなたの「評価」に関わる質問なので、会社や仕事への意欲を伝えたほうが面接官に与える印象はよくなります。
たとえば、志望動機で伝えているような、面接を受けている会社や仕事であなたが興味を持ったり、魅力に感じている部分について質問をする。
興味がある部分で、会社のホームページや求人票でここまでは分かった。でも、〇〇の部分までは分からないので、もっと具体的に知りたい、というようなところはありませんか?
もしあれば、そのようなポイントに対して、
1.まずは、あなたが魅力に感じた点を伝える
2.「1」の中で、ホームページや企業研究などから、ここまでは理解している、ここまでは情報収集をして分かったという部分を伝える
3.その上で、〇〇についてより具体的に知りたいと質問する
このような流れで突っ込んだ質問ができると、面接官に与える印象も良くなります。
とくに、企業のホームページなど以外にもいろいろと情報収集をしたり、あなた自身で考えを深めた上で、突っ込んだ質問ができると、面接官のあなたへの評価は間違いなくアップします。
面接の逆質問は、「何も思い浮かばないから、とりあえず当たり障りのない質問をしておこう」と考える人がいますが、私は、これはとても勿体ないと思います。
たとえば、すごく憧れている人に会えたり、好きな人に会えたときに、
「聞きたいことが何もない」
ということは、ないですよね。
同じように、転職活動の面接で聞きたいことがないとか、どこの会社でも通用するありきたりな逆質問をするということは、その質問内容から面接官に、
「あなたの会社に、あまり興味がない」
と伝えているようなものです。
たかが逆質問。
されど、逆質問。
逆質問の答え方1つでも、ほかの応募者との差別化はできます。
逆質問の内容が面接官の目にとまれば、あなた自身の評価はアップします。
これまでも、面接で突っ込んだ逆質問ができたお客様は、面接官から良い評価をもらい、その面接に合格されています。^^
あなたもぜひ、会社や仕事で魅力に感じている点について突っ込んだ逆質問をして、内定につなげてくださいね。
著書「アラフォー女性のための次こそ成功させる転職マニュアル 30代・40代からでも正社員になれる!」では、面接対策や質問の答え方のポイントについてもたっぷりお伝えしています。
よろしければ、著書も参考になさってくださいね。^^
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