公を忘れた日本人(1)

みなさま,こんにちは。

いつも,私の記事をご清読くださり,誠にありがとうございます。
日々のみなさまがたのご厚情に,謹んで心与利厚く御礼申し上げます。

さて, #衆議院議員総選挙#第50回衆議院議員総選挙 )が行われて約10日が経過しました。選挙結果についてここで申し上げることはありませんが, #投票率 の低さが相変わらず目立っています。

令和6年10月27日投開票にかかる #衆議院議員総選挙 の投票率は,各社の報道によりますと,53.85%でした。

この #投票率 が物語るのは,「選挙権を有する日本国民の『2人に1人』は,公民権を行使しなかった」ということです。すなわち,それは,公の存在を否定したに等しいのです。

最近思うのですが,わたしたち #日本国民 は誰しも,『公の存在』として面を有しています。しかし,既存メディアの報道等に目を向けますと,「公の存在」であることを否定するものが巷間あふれかえっています。

例えば, #所得税 #社会保険料 問題。いわゆる #103万円の壁 #106万円の壁#130万円の壁 の問題。

#社会保険労務士 又は #ファイナンシャルプランナー がテレビに出演して,手取りが増える・減るといったことが報道されています。しかし,私は一連の報道に違和感を覚えています。

確かに,当事者にとって「 #手取りが減る 」ことは切実な問題なのでしょう。#使用者 #事業主 にとって, #厚生年金保険 #健康保険#事業主負担 が増えることは,経営の重荷なのでしょう。しかし,少し立ち止まってこの問題を再考しますと,きわめて重要な論点を見落としている気がします。

まず, #所得税 #法人税 との関連。分からない方も多いかもしれませんが,実はわたしたちが納付した #社会保険料#雇用保険料 #厚生年金保険 #健康保険 #国民年金保険料 #国民健康保険料 )は全て, #所得税 にかかる #社会保険料控除 の対象なのです。また,#法人 が納付した, #労働保険 にかかる保険料 ( #労働者災害補償保険法 に基づく #労災保険料#雇用保険料 )と #厚生年金保険 #健康保険 の事業主負担分を全て, #法人税 を計算するうえで, #損金 に 算入することが #法人税法 上認められています。言い換えれば, #社会保険料 を納付する代わりに,その分 #法人税 #所得税 が免除されていると言えるのです。負担の部分ばかりに目を向けがちですが,いったん立ち止まって冷静になって再考することも必要だと思います。

次回以降,続きを投稿する予定です。

ご清読ありがとうございます。

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