「仕事に生かす地頭力」を読んだの感想【005】
【著者名】
細谷功 ちくま文庫
【要約】
この本のテーマは「ものの考え方の」原理原則です。
人は生きていく中で様々な「問題」と出会います。その問題を解決する時に、この本に書かれている「ものの考え方」を参考にすることで、論理的で正しい方向に向かうことができます。
本の内容は、具体的な問題解決をする時の考え方や基礎を説明し、実際のプロジェクト管理を事例に物語形式で説明しています。
【学び】
問題解決のピラミッドとは、「Why→What→How」の構造で考えること
wyh(目的)What(やるべきこと)How(実現手段)
問題解決においてはWhy(目的)を問い続けることが大切。
問題解決のピラミッドの登り方で大切な考え方が下記の3つ。
・結論から考える:仮でもよいので結論を置くこと
・全体を考える:全体を漏れなく考えること(思考の白地図が便利)
・単純に考える:複雑な問題や問題の特徴をシンプルにすること
Whyを問い続ける際にこの3つを考えると、自ずと道が見えてくる。
【感想】
この本の最後に「仕事術の本」はこれで最後にしよう。という海老原嗣生さんからのメッセージは確かにその通りだなと思いました。
世の中に仕事術に関するハウツー本はありますが、大きくはこの本に書いてある内容を色々な実現手段を提示しているものが多いです。
ハウツー本を読めば、色々な手段を身に着けることはできますが、自分に合うかはわかりません。
であれば日々の経験から自分の頭で最適化した仕事術を探していくことが望ましいと思いました。
考え方がシンプルなため、仕事だけでなく、ダイエットや人間関係にも応用がきく本ですので、全ての方に読んでいただきたいです。