壁がお友達。
わたしはすごく引っ込み思案な子供で、保育園や団地の子供達とも中々溶け込めなかった。
和室に一人こもって、壁に向かってよくベラベラ喋っていた。
唯一遊んでくれていたシンヤくん、アスカちゃん、英子ちゃんとは腹から笑ってよく喧嘩もした。
シンヤくんはとても体が大きい子だったので、よく投げられたりしたけど、私はそれでも泣きながら立ち向かっていった。
投げられても投げられても私は負けなかった。アスカちゃんが見かねて止めに入った頃は、泥だらけで少しパンツも破けていた。
母がそんな私をさらに追い討ちをかけてグーで殴る。
私の打たれ強さはシンヤくんと母のお陰でもあるのかな。
英子ちゃんとのエピソードも中々強烈に記憶に残っているので後ほどご紹介しますね。