クレープ食べたかった。

父と母は若い時は今でいうヤンパパ、ヤンママ(こんなん言わないか、、)
休みの日の月2回はパチンコに行くのが習慣になっていました。
もちろん幼い子供を留守番させるわけにはいかないので当時9歳と3歳の私たち姉妹は近くのニチイでゲームしたりして時間を潰していました。
今はコンプライアンスに引っかかるのかな。

妹はクレープが食べたいというので買いに行くと、そこに見知らぬおじさんの視線。なんとなく怖さを感じ、私は後で食べようと袋に入れてもらったが、3歳の妹は我慢できるわけもなくすぐに食べたいというので横のベンチで食べ終わるのを待っていた。

するとさっきの見知らぬおじさんが声をかけてきた。『かわいいね。』
9歳の私でも、このおじさんヤバい、、と感じ、無邪気にクレープを頬張っていた妹の手を掴み、とにかく走った。後ろを振り返ると追いかけてきている。

ヤバいヤバい、、とにかく全力で号泣している妹の手を掴みダッシュ。駐車場に出たところで持っていた後で食べようと思っていたクレープの袋をおじさんに投げつけた。その後の記憶は曖昧ですが、逃げ切ったことだけは覚えています。

落ち着いたときにふと頭をよぎった事、「クレープ食べたかったな、、」

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