GPT4を使って8万字の書籍を半日で書き上げる方法
書籍の執筆依頼が殺到しているのでなんとか省力化できないかと思ってGPT4を使って下書きを書こうとしたところ、ものの数時間で書き上がってしまった。
下書きができるとあとは早い。
細かなポイントを見たり、最新の情報を入れたり、自分の感想を差し込んだりするだけである。
しかも、文章の整合性がとれているので、パッと見た時にこれがAIによって生成された文章であるかどうかは気づかれにくい。
本でもプログラミングでもそうだが、「まずやりはじめる」という静止摩擦係数が異常に高い。「よし、やろう」と思うまでの時間をGPT4は短縮してくれるし、できあがった原稿のたたき台を見て「ここが足りない」「もっとこういう切り口にできないか」考える、いわゆる「編集者」的な役割をこそこれからのAIユーザーには求められるのかもしれない。
ただ、この方法はあまりにも簡単で強力であるため、世間への影響が大きい。たぶんこれから、バカみたいに大量のどうでもいい本(ほぼAIによって書かれた、体裁だけは整っているが中身があるかどうか怪しい本)がKindle Storeに溢れることだろう。
こういう時代、むしろ逆説的に、旧来の出版社が編集者と筆者のタッグで丁寧に作った本のブランド価値が上がるのではないかと思う。
つまり、版元が個人名の本は限りなくあやしくなっていき、版元の歴史が浅い本は同様に限りなく怪しいと思われても仕方がなくなるだろう。
これからその方法を説明するが、影響力の大きさから高めの有料記事として公開する。なお、この方法を実践するにはChatGPT Plus($20/月)に入ることを前提としている。
まず、書く前に「どんな本を書くか」という企画は最低限決めなければならない。「どんな本を書くか」をChatGPTに相談して決めることもできるが、ChatGPTは「売れる本」がどういう本であるかは提案できないので、ここばっかりは自分で考えるしかない。
実際に8万字の本を執筆させる方法
では実際に、AIに8万字の本を生成させてみよう。
今、世の中には非常にプログラムチックな「呪文」が流行っているが、あんなに複雑なことをする必要は一切ない。
たとえば、「AIとうまく付き合って人間関係を向上させビジネスで成功する方法」というテーマで本を書きたいとする。
はっきり言ってこんな本は、内容が想像もつかないのだが、とにかくこういうものを作ることにしてみる。
構成案の考えさせ方
まずは構成案を考えさせるのだが、まず筆者としての個性、筆者独自の切り口を加えるために、プロンプトで自分の簡単なプロフィールを入れる。
これだけで構成案が出てくる。この構成案の時点でそうとう「それっぽい」
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