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Web開発者の味方!さくらインターネット高火力サーバーがMemeplexのバックエンドに!
気がついたら一週間経っていた。
この間の記憶はほとんどない。
毎日、トラヒックとの戦いで、なんせ手を抜いたりミスをしたりすれば金が吹っ飛ぶ。UberEatsドライバーとして働いてる暇もない。毎日猫の目のように変わるハイテク乱世に於いて、トラヒックを甘く見ると待ち受けるのは死。
そんな中、気がつくと投稿された画像(AI生成物)が10万枚を突破した上に、実はアクセスカウンターがぶっ壊れていた(要は手抜き実装したアクセスカウンタが盛大にコンフリクトを起こしていて数えきれてなかった)ことがわかり、待ち行列は天文学的な数字になっていった。
ちなみにMidjourney課金勢でもある吾輩は、Midjourneyの200枚の有料枠などすぐに使い切ってしまうことを知っている。
で、結局Midjourneyでも/relaxモードという、「あいてる時間にやってください。オナシャス」というモードで気長に使うことになるのである。
しかしいくら何でも待たせすぎなのでどうにかならないものか、と思った時に、さくらインターネットの田中社長がさくらインターネットの誇る石狩データセンターにある高火力サーバーを貸与してくれることになって急転直下、爆速化した。
これまでピーク時には80リクエストくらい溜まっていた作画AIも、今は平時は5-10くらい、混雑時でも40くらいになった。しかもこれをさくらの高火力サーバーが秒速で処理していくんだからほとんど待たない。
さくらの高火力にStableDiffusionを任せることができたおかげで、自宅および浅草橋技研ベースの作画サーバーにも余裕がうまれ、昨日からERNIE-ViLGという中国製のAIも試せるようにした。もちろん日本語から中国語に自動翻訳する(ただし呪文生成はまだあんまり対応してない)。
さくらの高火力サーバーを導入すると一気に作画が加速し、2日で20万枚を突破。
みなさんは一体全体僕がなんでこんなに夢中になっているのかわからないのかもしれませんが、指示文から生成された20万枚の画像データというのは、そのまんま「20万枚の日本語/英語/中国語プロンプト付き教師データ」になるわけです。もちろん偏りはあるにせよ、このデータの中には、そもそも「人々は自由に作画できるAIを与えられたときにどのようなものを描いてほしいか」という簡単に数値化・統計化できない情報も入っているわけで、これは非常に大きなデータセットになる可能性があります。人間に絵を描かせたらこうは行かないでしょうが、AIが自動生成するからこそ意味があるのです。そのためにはさくらの高火力サーバーほど強い味方はありません。
一人DevOpsですし、今日から京都に出張なので遠隔から全作画サーバーを同時に更新できる大いなる監視者システムを設置。十台以上のサーバーがボタンひとつで一気に更新されると思わずドゥフフとなってしまう。システムがうまく動く快感は何者にも変え難い。
そしてマストドンの時といい、さくらインターネットさんの機動力には頭が下がります。いつもありがとうございます。
というわけで、僕が言いたいことは、ネットサービスを個人で作っていて、負荷とかいっぱいきて困ったらまずさくらインターネットさんに相談しよう!ということだ。
Webサービス開発者の味方、さくらインターネット!
というわけでMemeplex.appはPowerd by さくらインターネットになりました。
これにより、とりあえず作画サーバーを秋葉原で買ってきて組み立て続けるというループからは脱出できた。
さあて、これからもっと面白くなるぞ
明日から始まるICC、Industry Co-CreationではMemeplexブースを設置。
どうせお客さんも来ないと思うので思い切り会場でライブコーディングする予定です。もしも参加する人がいたら是非!