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完結 ジェリーファントム⑦映画版オペラ座の怪人感想

皆さん、約1週間振りでしょうか。ついにやって参りました。ジェリーファントムを語るnote完結編⑦です。とは言ってもオペラ座オフ会を開催する日まで細々と色々上げていこうとは思っているので(原作も読み直してるし、マンハッタンも読むので)ジェリーファントムのざっくりとした好きなポイント語り(これでざっくり…??)がとりあえず⑦で完結することになります🥀

前回はシャンデリア落下まで書きましたが、今回はついにラストまで!一気に書き切る感じになると思います!是非最後まで御一緒に駆け抜けましょう!では行きますッッッ!🥀✨

クリスティーヌを連れて地下の隠れ家へ向かうファントム。この時壁の彫刻などはファントムの手によるものでしょうか。オペラ座の地下は相当深いということなので、壁に幾つもの彫刻がある辺りかなりの年月をかけて作ってきたことが伺えますよね…

ファントムの心を閉じ込め、長い年月をかけて蝕んできた
暗闇の牢獄へクリスティーヌを連れて行こうとしています
本人が望んでないのに、長年オペラ座の地下でしか
暮らせ無かったエリックの苦痛がここで吐露されます
ただ、愛して欲しかった
ただ、優しくして欲しかった
ただ、同情し労いの言葉をかけて欲しかった
子供の頃からファントムの心の奥底に燻る
積年の想いがクリスティーヌにぶつけられます

原作、小説ファントム、映画版と色々読んだり観てて思ったのは、それぞれのファントム(エリック)は激情型ではありますが、小説ファントムと映画版は割と自分の感情を内に秘め余り言葉にしないようにしている人物像に感じてます。わざと人を遠ざけて関わりを持たないようにして、期待も失望もしないようにしていたと思います🥀自分の心を守るために…少年の心のまま、傷が癒されずグズグズと膿んでいったのでしょう…😞

申し訳ないんですが、落ち方が綺麗すぎて

ラウルの人の良さ出すぎてます…!

なんの疑いもなく綺麗にすっぽりと落ちるラウル
何回も観てると真面目なシーンなのにふふふ…と
ファントムっぽい笑みが零れちゃいます…
次からは罠を疑うんだよッッッ!ラウル!
ここらへん、アクション映画なら端に掴まって落ちない
なんて展開でしょうが、ラウルは真っ逆さまに落ちます🙃下が水で良かったね…そしてファントムの侵入者への
追い込み半端ないし容赦ない👀 
インディ・ジョーンズとかハムナプトラとかでよく見る
侵入者にトドメを刺すやつだ!容赦ない!! 
って毎回観ております👀

ラウルが大変な目に合ってる間にクリスティーヌに求婚しようとしているファントム。ラウルが罠をくぐり抜け、自分のところまでたどり着くと思っている節もあるよね…(クリスティーヌの事を想うと、自分を止めて欲しいのでは…)

クリスティーヌから奪った指輪を見て何を思うのか…
自分の醜さがクリスティーヌとの愛の障壁になっていると
語るファントム。それに対しクリスティーヌは冷たい視線を
返すだけ…。PONRでファントムの顔を直視していた
クリスティーヌには顔の醜さは問題では無い…
という様に見受けられました。 
その証拠にこの後歪んでいるのはファントムの魂だと
クリスティーヌから指摘されます🥀
しかしですよ。それは大人になって分かることッッッ!
子供の頃負った心の傷は治らず化膿して行くばかり
早い時期にクリスティーヌのように内面も見てくれる人に
出会えて居たらエリックは違う人生を送っていたでしょうね
初めて着用した服が仮面…それは本当に壮絶だったでしょう
小説ファントムを読むと本当に壮絶な幼少期だったので
歪んだまま大人になってしまったのも無理は無いと思える程
今回起こした事件は到底許されませんが
ファントムも実際この時代故の被害者ですよね…
この件はファントム自身に言い聞かせているように
歌っている気がしています。そしてこの苦しみを共に
分かちあって欲しい、救い出して欲しいという懇願にも
私には聞こえています…🥀(号泣)

小説ファントムの復刊をお願いいたします!
🙏(突如の祈願)🙏

本当にこれ読んでから映画版観たら、ファントムへの
感情移入度更に深まるし、色々なものの解像度が上がるので
扶桑社様には是非とも復刊をお願いしたい…!
定期的に呟いております🙏🙏🙏
そしてラウルはあの罠をくぐり抜けて2人の元へたどり着きます。ここ好きなシーン!!
体格差がかなりありますよね👀✨そして今までにない
強引なエリックが違う魅力が加わります🫶
パラメータ高すぎない??!もうほぼ満点六角形よ…
(セクシー、知能、運動能力、芸術、強引さ、見た目の良さ)
罠脱出で疲れているとはいえ、結構緩めの縄で
されるがままになっているラウル。
初見の時、油断させて逃げる気かと思ってました😂
しかし首まで縄を掛けられたら逃げる訳にも…🥀
ここの全てぶち壊していくファントム、全て投げ捨てていく
失うものは無いタイプが1番危ないんですよね…
生きる事すらも諦めてしまっていそうでハラハラしました。
どこから崩れてしまったんだろうなぁ…
やはりThink of Meをラウルが聴いてしまったところ
からなのかな…ファントムへの歌なのにね…運命は非情…🥀

そして物語はクライマックスへ…!クリスティーヌが選ぶ未来…ファントムとラウルの運命が決まります…

動けないラウルに「I love you」と
唇だけ素早く動かして伝えます🌹
そして、クリスティーヌは決意を固めてファントムに
向き合います。このどんな人生を知っているの?の
問に小説ファントムを読んだ私は涙腺崩壊のセリフです…
本当に筆舌に尽くし難い人生を送ってます…エリック…
多分、ラウルは想像もつかないし、クリスティーヌすら
その一角しか分かち合えないでしょう。
しかし、その一角を分かち合え、同じ音楽を共有出来る事が
エリックの救いになっているのでしょう。
そして初めての愛がエリックの魂を救うのですよね…(号泣)
小説ファントムでは無神論者になっていたエリックに
向かってこの台詞と共にキスをする事にもグッときました。
映画版では隠れ家に聖体顕示台が置かれているのが
見えたので、カトリックではあるようですね👀
左の方に聖体顕示台らしきものが見受けられますね。
地下で暮らし、誰からも愛されなかったエリックは
神にすら見放されてると思っていそう+神のくだりは 
神からの愛と赦しも受けられたと感じられますね‪✝︎

ここは涙無くして観られないですよね…

しっかりとエリックを正面から見つめるクリスティーヌ
そしてついにエリックへキスをします。
ただの1度も、母親からすら得られなかった
愛情のこもったキスを初めて受け取ります(号泣)
ここでEDになりませんか…(エリックオタクの叫び)
エリックの傷がある方の頬に触れながらしっかりエリックが独りではないことを温もりと共に伝えるクリスティーヌ…
クリスティーヌの愛が自分の求めている愛では無いと
気付いたのか、クリスティーヌのエリックを救いたいという深い想いに気付いたのかさっきまでの剣幕はどこへ…
エリックの見えない仮面が剥がれていく様な泣き顔です…

そしてクリスティーヌの想いに応える為、愛する人の未来の為にファントムは2人を隠れ家から返すことにします。自分を独り置いていけ…血を吐くような想いで歌い告げます。

独り残ったファントムの元にオルゴールが…
あらゆる時を共にしてきたオルゴールだけがファントムの
喜怒哀楽全てを見てきたのでしょうね…
マスカレードを歌うファントムの素顔が…
エリックが垣間見えて更に涙です…
傷だらけの心を抱えて生きてきたんだよね…独りで…
(涙腺大崩壊鼻水決壊)

そこへ現れたクリスティーヌ…!!初見の時はファントムを選んでくれたんだ…!!ってめちゃくちゃ喜んだのも懐かしい想い出です…🥀(哀)

エリックの心情を思うと胸が苦しい…!!


コマ送りになります…!!!

やっと素直な気持ちを伝えられるエリック。
全ての仮面を脱ぎ捨て、ただ純粋にクリスティーヌへの
想いをストレートに伝えます…
近付いてくるクリスティーヌに一瞬喜びの表情が垣間見える
しかし、クリスティーヌは指輪を自ら外すとエリックの
手のひらに返します…💍受け取れないという意思表示なのか
私だと思って持っていて…という意味なのか…
どちらにしろエリックには辛いシーンでもあります
戸惑うエリック。どういう意味なのかクリスティーヌの
顔を伺い汲み取ろうとしているように見えますね…
指輪を残し、去っていくクリスティーヌ
ここでThink of Meが頭に浮かびます🥀

Recall those days, look back on all those timesThink of the things we'll never doThere will never be a dayWhen I won't think of you

思い出して あの日々のことを、振り返ってみて 二人過ごした全ての年月を思い出して この先二度とはできぬ全てのことをこれからも私には 一日だって有りはしないのあなたのことを思わぬ日は

傍には居れないが、指輪を見て思い出して欲しい
2人で共に過ごした日々と、歌を通じて想いあった日々を あなたは独りじゃない 
あなたを想う 私を想い出して 生き抜いて…

そう私には思えるシーンでした…。愛とは傍に居るだけではない、離れていても想い合う事はできる…ということをクリスティーヌは言いたかったのかな…。

伝わっているのか、クリスティーヌを失った事への
ショックなのか…どちらとも取れる複雑な表情は
さすがジェリーファントム…
そしてなんと美しい涙なんだろ…ジェリーだからこそ
表現出来た強いファントム像と、エリックの弱い部分が
共存した素晴らしいファントムですね…🥀
AIAOYがここで流れる……酷ですね…
ここ魅入るシーンですよね…ジェリーのこの瞳の演技が
素晴らし過ぎて瞬きせずに魅入ってしまいます…
ずっと薔薇1輪で伝え続けていた「あなたしかいない」
ファントムの歌に翼を与えられるのも
エリックの魂を救い出せるのもクリスティーヌだけ…
エリックの鏡への殴打は小説ファントムを読んでいると
更に胸熱な演出です…
美醜に、鏡に、囚われていた自分を解放する為に
全てを割って破壊します🪞
そして最後の1枚は粉々に崩れ去ります
この先へ歩を進めるエリックはこの隠れ家から
脱出+仮面と共に今までの自分を脱ぎ捨て、オペラ座から
歩み出したのでしょう…エリックが通り過ぎると
布が落ちて暗転するところも幕が降りた…という演出で
ひとつの物語が終わりを迎えたと分かりやすいので
とても良かったです🌹
警官たちと共に隠れ家へ踏み込んだメグが見つける
ファントムのマスクとオルゴール…
自分を象徴する2つを置いて歩み出したので、エリックの
また別の人生が続くのでしょうね…

そして物語は現代に戻り、落札したオルゴールを手向けにクリスティーヌのお墓に着いたラウルの場面となります。
クリスティーヌが亡くなったのは約2年前。墓前に備えに来た日はクリスティーヌの命日なのでは?と思って観ていました(落札しに来たマダムも黒いベールを被っている辺り、喪に服しているのではと思いました)
そして生前ラウルにファントムの持つオルゴールについて語っている程、クリスティーヌはエリックを忘れず、ずっと想っていたと推測できます🥀
その想いを妻亡き後、せめて墓前に備えてあげようとするラウルは本当に良い旦那様であり、人間的によく出来て居たんだろうな…と思います。

墓前にオルゴールを備えたあと、左側を見たラウルの目に
飛び込んできた真紅の薔薇といつかクリスティーヌに渡した
指輪が光ってその場にあった訳です…それは驚きますよね…

きっとエリックはクリスティーヌが居なくなった後もずっと想い続け、亡き後も墓前に「愛しています」「あなたしかいない」という意味の1輪の赤い薔薇と、あなた以外贈る相手は居ないから改めてあなたに贈る…ずっとクリスティーヌ、あなただけだ…というエリックの揺るがない想いを見せ付けられた気がします…🥀
エリックのクリスティーヌへの想いは一生をかけた想いなんですよね…。
ソウルメイトでも結ばれず、離れ離れになりはしたが、その結びつきは強く、クリスティーヌは亡くなるまでエリックを忘れず、エリックは1日足りとてクリスティーヌを忘れず愛し想い続けたのかな…というエリック強火担である私の長かった感想が今終わりを告げようとしています🥀

皆様のお陰で最後まで書き切る事ができました!
結構細すぎるのでカットした部分もありますが、概ねお伝えしたい事は書けたかな…と思っております。

また原作を読み返したり、自分の気持ちで解釈が変わるかもしれませんが、エリックの幸せを願う気持ちは変わらず私もエリックに赤い薔薇を1輪🌹心の中で送り続けたいと思います。

まだ上映終了まで何回か劇場に足を運んで、ジェリーファントムを焼き付けて過ごしたいと思います🎭
願わくば秋冬にも再上映して頂けたら嬉しいな…とGAGA様へ祈願して終わりたいと思います🕯✨

長々ありがとうございました!

ずーーーっと大好きな作品&ジェリーファントム!

The End

蛇足ですが、良かったらXもよろしくお願いします🫶😊
x ➡紫音 @seiran0122

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