残秋|M10-P + Tele-Elmarit 90mm
今年の関東は暖冬だ。
12月中旬でもまだまだ紅葉が残っている。
という事で出遅れつつも秋を感じられるものを写真で残しておきたいなと思った。
Leica M10-PにTele-Elmarit 90mm f/2.8(後期型)の1本のみ付けてぶらぶら歩いてみた。
以前も以下のnoteで記載しているが、Tele-Elmarit90mmは個人的にお気に入りレンズの1本。
90mmという中望遠にも関わらずコンパクトで重量約225gと軽量。
ボディとのバランスも良いサイズで所有欲も十分満たせる。
以前よりLeica M5やEOS R5等に付けて撮影していたのだがM10-Pとの組み合わせで持ち出すとシステムとしての身軽さに驚いた。
確かにレンジファインダー機だと中望遠レンズはブライトフレームが小さいためピント合わせがシビアにはなり、テンポの早いストリートスナップ等では扱いづらいケースも有ると思うが、屋外であれば有る程度ワーキングディスタンスも稼げるしゆっくりシャッターを切れるため使いづらさはほぼ感じなかった。
そして何よりこのレンズ、価格が安い。状態にももちろんよるが中古で5万円程度で購入出来る。
数年後間違いなく価格が高騰するためもしかしたら値上がり分で実質無料で使えてしまうかも。
1980年頃発売されたレンズという事も有り逆光下での撮影ではオールドレンズらしくフレアが出てコントラストも低減する。
しかし、この柔らかさが結構好きだったりする。現行の非球面搭載のレンズとは異なる描写を楽しめる。
最近は他社製のミラーレスカメラにマウントアダプターを経由してMマウントレンズを使っている人もかなり多いと思う。
とりわけ鮮明なEVFを搭載したミラーレスカメラであればフォーカスピーキング機能を有して簡単にピントを合わせることが出来るしこのレンズはオススメだ。
また上述した通り軽量コンパクトなため、普段35mmや50mm域をメインで使用する人も精神安定剤としてカメラバッグに忍ばせておいても負担にならないのではないだろうか。
確かにこのレンズはオートフォーカスが使用できない中望遠レンズである事、描写もどちらかというと現代的では無いが、比較的安価にLeicaレンズを楽しめること、資産として陳腐化しない事を考えれば試しに使ってみて欲しいレンズである。
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