貴方の大丈夫になりたい。

今日は私の好きな曲の歌詞についてお話します。

「天気の子」の挿入歌になっている
RADWIMPSの「大丈夫」という楽曲。

この曲の1番重要なフレーズは
「君の"大丈夫"になりたい」

「大丈夫」の定義を調べてみると、
1.あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
2.まちがいがなくて確かなさま。

人に「大丈夫」を使う時は、心も体も健康で、安定している状態を指すのだろう。

歌詞の流れをサラッと書くと、

いつも顔晴っていて、もがいている「君」。
「君」に乗っかる重圧は計り知れない。

裏ではしんどそうな「君」に「僕」は気付くけれど、
かける言葉が見つからずに戸惑っている。

そうこうしているうちに、「君」の方から「大丈夫??」と聞かれてしまう。
情けなく「僕」は「大丈夫だよ」と答える。

本当に大丈夫じゃないのは「君」かもしれないのに。

「僕」の今の夢は、
「君」の大丈夫になりたい。

「君」を大丈夫にしたいんじゃない。
「君」の大丈夫になりたい。

という内容です。

君は自分が大丈夫ではないことに気付かず、自己犠牲的に他人のことを心配してしまう。

そんな君を大丈夫に出来る自分になりたい。

これにはかなり「僕」の弱さと優しさも出ている。

自分だけを頼って欲しい。
自分といる時だけでも「大丈夫」でいて欲しい。

僕が君にとっての「大丈夫」になってしまったらきっと、僕がいないと君は「大丈夫」にはなれない。

ちょっと悪いね。

でも裏返すと、
貴方をずっと護り続ける覚悟がある。
貴方を一生「大丈夫」にし続ける覚悟がある。

美しい曲だね。

貴方の「大丈夫」になりたい。