Happy IWD! 国際女性デーおめでとう
Happy International Women's Day!
ごきげんよう。先週金曜日は国際女性デーでした。余韻が残っている間に書き留めておこうと思います。
国際女性デーとは?
3月8日は国際女性デー、International Women’s Day (以下IWD) です。この日は毎年、国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性たちが達成した功績を祝福し、世界各国でイベントや記念行事が行われます。元々は、1900年初期ごろにスタートし、現在では、ジェンダー平等で多様性を認め合う社会を実現するために、行動を呼びかける日としても世界中に広がっています。ミモザの花は国際女性デーのシンボルでもあります。
毎年テーマが変わる国際女性デーの今年のテーマは #inspireinclusion 。女性が参加しやすい包括的(インクルージョン)な社会を目指すことがテーマ。
なぜ私にとって国際女性デーが重要なのか?
私は職場でERG (Employee Resource Group)、 従業員(社員)リソースグループの女性グループリーダーとして活動しています。ダイバーシティー&イン
クルージョンの一環として多様性を受け入れる環境づくりと次世代の女性リーダーを育てる事をミッションに日々励んでいます。仲間達と一緒に活動し、コミュニティを作り上げることで変化を起こすことが可能になります。あくまでボランティア活動なので本業ではありませんが、社内の男性と女性の比率が7:3で、残念ながら私は日本の部門内でもアジア太平洋地域のマネージャー陣の中でも女性一人の管理職です。この活動に私は救われています。横のつながりが欲しいからです。
私の国際女性デーの1日
コロナ禍もあってか、私にとって今年の国際女性デーは久しぶりにオフラインでのイベントを非常に満喫できた1日でした。やはりZoomと違って生でのイベントはエネルギーのレベルが違います!!
まず、東京アメリカンクラブで行われた国際女性デーのイベントへ。都知事の小池百合子さん、ファッションデザイナーの桂由美さん、(なんと93歳!)の講演を聞く機会を頂き、会場にいらっしゃったら様々なバックグラウンドの方々とネットワーキング。会場には100人以上の方々が集まり、バンケットスタイルでランチをしながら講演を拝聴しました。ERGの女性グループで一緒にリーダーをしている私のパートナー。彼女に誘われて行ったイベントです。誘ってくれた彼女に感謝です。(ありがとう!)
こちらのイベントでインスパイアされた後、目をキラキラさせながらこの後ダッシュでオフィスへ移動。数ヶ月前から企画、準備をしていた社内のIWDイベントへ取り掛かりました。元横浜市長と名だたる企業の社長を務められた林文子さんをお招きして基調講演をして頂きました。日本人女性で初めてイギリス、フランス、日本から勲章を受賞された方でもあります。76歳でとてもパワフル。ジョークもサラッとお話しされるので会場は超盛り上がりました。Hybridで行われたこのイベントには予想以上の参加率で300人以上の方々がご参加。女性グループメンバーのスムーズな進行により大盛況に終わりました。本業ではないボランティアのこちらのお仕事。楽しいから続けられます。仲間と一緒に何かを作り上げる事の楽しさ、やりがいさ、一緒に成長できる事の有り難さ、このような機会に恵まれてラッキーだと思います。逆に言えば、この活動や自分の居場所と言えるコミニティがなければ私は今の会社をとっくに辞めていたと思います。(笑)
林さんのお話から:
1986年の男女雇用機会均等法が成立されるまで女性は物として扱われ、会社での主な仕事はコピー、お茶汲み、タバコ買いだけ。それまで女性という理由で転職もままならず。林さん若い時にご自身も何十年も女性という事を理由に責任ある仕事は与えてもらえず苦労された。
日本人女性は自己肯定感が低い。その理由は褒められずに働かせられ、注意されたらそれが正しいと思い込み、自分が間違っていた、自分がダメだったんだと考えてしまう。例えば、ある日灰皿を殻にしなかったことを理由に怒られた。若いということは素直でもあるので、その時に自分が悪かったと深く反省し、灰皿を殻にするタイミングを見計らうように努力した。そんなことが何度も繰り返され、自己肯定感は生まれるどころか無いにも等しい。今の時代の方々には自己肯定感をぜひとも高く持ってほしい!
失敗はチームと共有する。上司として褒めて育て、そして叱るときはきちんと叱る。これができる人がしっかりと褒めれる人。
経済界の人ほど正直な人はいない。お客様を裏切れないから。政治は残念ながらそうではない事を横浜市長になった時に学ばれる。
林さんのお話に私は感銘を受け、聞いてて涙も出るくらいでした。彼女の大ファンになるのはもはやいうまでもなく、私にとって大尊敬するロールモデルにもなりました。女性がモノとして扱われてきた時代、女性だからということを理由にろくな仕事も与えられない。そんな時代を乗り越えてたった一人の女性営業として営業トップになり、社長へ。それも一社だけではなく何社も社長としてご活躍され、そして政治家へ。
私は日本のジェンダーギャップのために何ができるだろう?
娘を持つ1人の人間として、リーダーとして、次世代の女性たちにできる事はなんだろう?
日々考えさせられていますが、今日は特に強くそう心に留めた日でもありました。
明るい日本にしたい!女性が生き生きと自分らしく活躍できる社会にしたい!
とてもmagicalな1日でした。
林さんは何冊の本も出版されておりますが、彼女の本はとても読みやすく面白いです。オススメです!
最後に、私の女性グループでのパートナーであり、会社の同僚であり、大切な友人の一人でもあるKanaさん。彼女がいなければイベントはもちろん成功しなかったし、最高の国際女性デーを過ごすこともできなかった。心からありがとう。