読書感想「読みたいことを、書けばいい。 /田中泰延」
ただただ読書感想文。
「読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術/田中泰延」
自分が読みたいもの、書きたくて仕方がないものを書く、とタイトル通りそのことについて書いてあるのだけど、「それはなぜか」「そうする為にはどうするべきなのか」など説明すると複雑になり兼ねないものをシンプルに説明・綴られた本。
何かを書きたい人には超オススメ本。
中でも、「だれかがもう書いているなら読み手でいよう」という章には、何か得体の知れないヌルッとした棒で殴られたみたいな感覚に陥った。
痛くはないけど、この出来事は当分忘れないぞ、的な衝撃。
しかも、著者・田中さんのウィットに飛びまくったギャグと言えばいいのか視点から書かれた言葉には何度も噴き出し、
「今のギャグ、ただただ言いたいだけで書いてるよな?」
と一度戻っては確認し、「やっぱり、言いたいだけだったな」とまた噴き出したり。
それがまた楽しくて、あっという間に読了していた、という感じ。
あと、内容はもちろん素晴らしいのだけど、編集者の今野良介さんが著者に送ったメールが全文載ってあり、それがとにかく熱く強烈に惹きつけられる内容で素晴らしかった。
人を魅了する本というのは、裏方の人も魅力的で熱狂的なのだと知る。
素晴らしい本でした。
「読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術」
https://www.amazon.co.jp/dp/447810722X/ref=cm_sw_r_cp_api_i_BDakDb6F9CF29
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