EdTechで日本は変われるか
ここで紹介されているEdTech企業は非常に期待の企業ばかりですが、小中高生向けの現行の教育制度を前提としてサービスが多い点が気になります。
私は中国のEdTech企業のウォッチを続けていますが、現行の教育制度の改善ではなく、現在直面している教育上の社会問題を解決することなどにEdTechが期待されています。
時代の変化に対応するため、2018年から中国政府はリカレント教育へ力を入れ始め、リカレント教育系のスタートアップも非常に注目を集めています。
また大きな国土と経済格差から教育格差は深刻であり、その解決にもEdTechは期待されています。
問題があるからこそ、その問題を今までになかったEdTechが急速に発展するわけです。
日本の課題は・・・。
教育のシステムそのものに大きな問題があり、今こそ改善ではなくドラスティックな改革が必要な時です。
また、旧来の教育方法にも良い点がありますが、それだけにしばられた日本人が多いという精神的な課題もかなり大きいようです。
中国では教育においても「良いものはどんどん取り入れていこう」「どんどん試してみよう」という精神でぐんぐん前に突き進んでいます。
日本は日本の良さを残しつつ、EdTechが改善ではなく教育改革に生かされていってほしいと思います。