創価学会の価値論は「利・善・美」
創価学会の基本理念に、
「牧口価値論」(利・善・美に価値がある)
というのがあるんですが、
これはカントの「価値論」を模したもので、
カントの場合は、
「真・善・美には価値がある」
と説いていたわけですね。
ここで重要なのが、
「真」が「利」に置き換わっていることと、
「善」とは何かということです。
「財務」というのは、創価学会が年に一回、
年初に募っている寄付のことです。
「真」が外された理由については、
「真」とは、認識される対象であって、
「価値」というのは関係のことなので、
該当しないということなんですが、
もし仮に、人間関係において、
「真実」というものが価値を持たなくなると
この社会は維持できるのでしょうか。
戦後の日本では、福島の事故など
取り返しのつかない事故が起きてきました。
そして、いま現在も、
政治家同士の駆け引きや
「安全デマ」によって
多くの命が危険にさらされています。
真実が価値を持たなくなった社会で
「正義」、
言い換えれば、社会の公平・公正というものが
成り立ち得るのか、
甚だ疑問に思えてくるんですね。
創価学会によると、
「善」というのが「正義」にあたるようなんですが、
やはりお金が大事ということなんでしょうかねぇ。
いずれにしても、
信者の皆さんの多くは、
この方針にそって動いているわけであり、
何をおいても「財務」ということに
なってしまっているんじゃないでしょうか。
牧口さんは、国の方針に逆らって
投獄されてお亡くなりになった方ですから、
お世辞ばかり言ってた人でもなかったようなんですが。
人間関係では、
本当のことを言うとケンカになることがありますから、
ふだんはその方がいいのかもしれないんですが、
たまにとんでもない事故に結びつくことがありますから、
問題があると思いますね。
解釈次第では、
「バレなきゃええじゃないか音頭」
のようなことになってしまうと思うんですね。