自治体のホームページをみると、
決まって感染者数のグラフだとかがあったりするんですが、
浜松市の場合は、
接種歴別の感染者数を公表していたんですね。
そしてそれは、ワクチンの効果について、
疑問を呈する集計結果を表したもので、
反ワクチン派の方がよく引用していたデータでした。
web魚拓の記録によると、このグラフが出現したのは
昨年の9月ごろのことで、それから約1年間、
ずっとこのままだったんですが、
どういうわけか、今年の8月末ごろになって、
奇妙なグラフに差し替えられたあと、
無くなってしまったんですね。
以下に示すのは、その変遷を記録していたweb魚拓です。↓
最初は、上図のように、ワクチンの接種率のグラフしかなかったんですが、
昨年の9月ごろになって、下図のような
感染された方の症状別の割合を示すグラフが登場します。↓
上図の時点では、2回目の接種までしか行われていなかったんですが、
今年になると、下図のように、
4回目までの接種の棒グラフが追加されています。↓
要するに、このグラフは、約1年間にわたって
ワクチンの効果に疑問を呈するような集計結果を
公表し続けてきたんですが、
今年の8月末ごろになって、急に下図のような
奇妙なグラフに差し替えられてしまったんですね。↓
何がおかしいのかというと、
縦の目盛りはパーセンテージなんですが、
どういうワケか、25%が上限になっています。
このグラフも、しばらくして消えてしまうんですが、
ワクチンについて論争をされている方からの指摘を受けて、
職員があわてて差し替えたんじゃないかということなんですね。
web魚拓の一覧はこちらで確認できます。↓
現在のページはこちら。↓
まあ、消え方も怪しかったんですが、
約1年間もこのままだったということもあって、
その間の集計結果が間違っていたというのは
ちょっと考えにくいことだと思うんですね。
それから、これも
ワクチンの接種率を下げそうなデータなんですが、
厚生労働省が定期的に開催している
アドバイザリーボードの会合の資料の中で、
接種歴別の陽性者数を報告しているところがあって、↓
それを小島勢二さんという名古屋大学の名誉教授が
このデータが間違っているというご指摘をされて、
4月の半ばぐらいから、データの集計方法が
ガラリと変わっちゃったんですね。↓
このままだとわかりにくいんで、
表にしてみたものがこちらです。↓
今のところ、 この会議は第100回まで開かれているんですが、
第99回からは、この図表は報告されなくなりました。
要するにこれは、
以前に打たれた方の効果が消えかけていますよ
というデータなんですね。
まあこれは、感染者数の集計ではあるんですが、
重症化の予防効果についても
消えかけている
ということなんじゃないでしょうか。
これについては、次のような研究結果があるようです。↓
しかし、それにしても、あまりにも短いなと感じたのが、
岸田首相が感染したときのことで、
10日も経たないうちに感染してるんですね。↓
それで浜松市の前述のデータによると、
4回目接種後に感染された方は、
中等症になられた方の割合が際立っているんですね。