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シャトルバスドライバーは本日も快走中です!!#29
10月15日(火)13:05 嘘でしょ!?交替(乗務員)来ないんですけど〜
私の乗務するシャトルバスは3交替勤務である。始発を担当する「朝勤務」、ショッピングモールのピークタイムを走る「昼勤務」、そして終バス担当となる「夜勤務」である。
現在の時間は13:03。始発便を担当した「朝勤務」の私は、「乗務員交替」の時間を迎えていたのだが、
「あれ?○○さん(交替乗務員)いない・・・」
次のショッピングモール出発は「13:05」発。2分前にあたる今現在、未だ「姿が見えない」のである。
(いやいや、嘘でしょ〜!?)
姿は見えないのだが、「出勤はしているはず」という確信はある。なぜならショッピングモールの事務方が慌てていないからだ。
シャトルバス乗務員は、必ず「乗務前」に、ショッピングモール事務所に立ち寄り「アルコールチェック」を行うことになっている。本当に「交替乗務員が出勤していない」場合であれば、まずは「事務方」が慌て始め、少なくても私に対して「何らかの伝達」を行うはずである。
つまり、現在の状況としては、
「事務方は慌てていない。でも、交替するはずの○○さんの姿は見えない。」
という、一見「理解しがたい状況」なのだ。
(もうすぐ13:05。バスの出発時間になっているのに「来る気配」が全くない。とりあえずは、バスを定刻に出発させるしかない・・・)
乗務終了により、帰り支度が完了していた私は、慌てて運転席に戻り、シートベルトを着用した。本日「朝勤務」の私が「昼勤務の一便目」の乗務となる。
(とにかく、運行ダイヤ通りに走って、ショッピングモール⇔駅を一往復する15分の間に「対策」を考えよう)
その後、ターミナル駅を折り返し、時刻表のダイヤ通りに15分ほどでショッピングモールに戻ってきた私は、遠くで
「ごめんなさいジェスチャー」
をして、立っている○○さんを見つけた。
(ですよね?出勤してるハズですよね?事務方の人、慌ててないですもんね。)
私は心の中で、そう思いながら、バスを到着させると、
「ごめん!ごめん!!今日、祝日ダイヤ(交替時間13:17)と思いこんでたんや。フードコートで時間潰してたんやけど、交替時間に来てみたら、バスおらへんし、あらっ?ってなってもうてん。」
なるほど「祝日」と勘違いしていたなら、交替時間は「13:17」となり、平日ダイヤの交替時間となる「13:05」に来るはずがない。
見事な「バス運転手あるある」である。私を含め、バス運転手は土日祝関係なく勤務しているため、
「あれ?今日、(平日?祝日?)どっち、やったっけ?」
と思うことは、実際にある。
特に忘れがちになるのが「振替休日となっているハッピーマンデー」だ。前職では「3連休だ!わ〜い!!」と、ある意味「お気楽」に考えていたことも、平日ダイヤと土日祝ダイヤがあるバス運転手にとって、ココを間違えてしまうと「時刻表通りにバスが来ない」と利用者からのクレームは必至である。
もちろん、「こういった間違い」が起こらないよう、工夫はされている。バスの運転席「横」には「当日の運行記録簿」があり、祝日ダイヤの場合は表紙上部に記載されている日付が「赤字」で表示されているなど「わかりやすく」認識できるようにはなっている。ただ、これは「運転席に座れば」の話であり、「ショッピングモール事務所に出勤した時」には勘違いしていることも「ない」とは言いきれないのである。
私自身としては、約20分の「サービス残業」となったものの、それでも「ほのぼの」としたものである。
(フードコートで「くつろいで」いて、交替時間を間違えてしまった)
いかにも、「ショッピングモールのシャトルバスドライバーらしいな」と思った出来事であった。