母の人生が詰まってる感動回|『あたしンち』ベスト1
漫画もやっぱり2回は読む、シェルです。
ベスト1は、「母じょうねつ編」というサブタイトルの通り、母の人生や人生観が詰まっている一冊でした。
今回は中でも印象に残っているお話の感想を書いていきます〜。
① ムスコの成長
人に甘えることが苦手なユズヒコ。人に気を使うくらいなら自分でやろうとする姿に、母ひ寂しさを感じます。
普段ガミガミしているお母さんですが、やっぱり子供には甘えてもらいたいんだなあと……。
お母さんの子供への愛みたいなのが感じられて、好きな話でした。
② 夢を見た
みかんは夢の中で、お母さんと喧嘩して突き飛ばしてしまいました。死んでしまったかも……なんて思っていたら、それは夢で。
いつも通り朝食を準備している母を見て、みかんは胸を撫で下ろす。子供のように泣いてしまうみかんを見て、ちょっと照れてる母が可愛かったな〜。
③ お母さんがいちばん幸せだったころ
中でも大好きだった話は、巻末の「お母さんがいちばん幸せだったころ」という話。
みかんが母に幸せだったのはいつか尋ねるのですが、今の母とは違う、若くて少し繊細な母の姿が垣間見えます。そして九州から上京して不安だった母の元に、ようやくみかんが生まれました。
新しい命を授かるというのは、こんなに素敵なことなのかと気付かされ、涙なくしては読みきれませんでした……。
『あたしンち』は日常のなかにある情景をポップに描く最高の漫画で、そんな良さがぎゅっと詰まっていました。
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