高知県に行ってきた
高知出張から帰ってきて一週間が経った。
初めての四国。初めての高知。
詳しいことはまた改めてリリースする漫画の中で描く予定だけど、もうねー。溢れ出してしまう、感情が。止められない。
高知県、本っっっ当に素晴らしいところだった。
魅力がはんぱなかった。
帰ってきて一週間もたつのに未だに余韻が強く続いていて、1日たりとも高知のことを考えなかった日はない。
今回初めて行ったくせに「ああ〜帰りたい」という郷愁に似た感情が毎日襲ってくる。
今回は夏の高知を満喫したわけだけど、わたしは高知県の春も秋も冬も見たい。一体どんな表情を見せてくれるんだい…と夜な夜なGoogleで「春 高知県」とか検索してしまっている。
もはや恋に近い。もう本当に大好きになってしまった。人も自然も食べ物も。
特定の場所をこんなに好きになるなんて思わなかった。
四万十川の景色を見て、なぜか無性に感情が込み上げてぼろぼろ泣いてしまった。年々涙もろくなってる自覚はあったけど、美しい景色を見てあんなに声が上ずるほど泣いたのは初めてだった。自分で思うより色々疲れてたのかな?ただその場に立っているだけで心が癒されていくのがわかった。
東京に帰ってきて、ホームシックみたいな感じになってしまい、恋しさにまた泣いた。両手に大荷物を抱えて帰りのぎゅうぎゅうすし詰め状態の山手線で、まさかの人身事故で足止めをくらう。
それだけでも最低な気分なのにそのアナウンスに対して「チッ」と舌打ちするおじさんが正面にいてさらにどんより気分になった。
「わたし、午前中はあんなに美しい四万十川のせせらぎの中にいたはずなのに、なんで今満員電車のなかで不機嫌なおじさんの舌打ちを至近距離で聞いてるんだ…」と。
絶対にまた行こう、高知。
車がないと厳しいことがわかったから、齢32歳ついに自動車免許を取ろうと思って近所の教習所ふたつからパンフレットを取り寄せた。
でも教習所の口コミを見てると、教員が怖いとか「なんでこんなのもできねーんだよ!」と怒鳴られたとか結構酷評が多く、早くもびびっている。知らない人に怒鳴られるって考えただけでものすごく怖い。怒鳴られ耐性がなさすぎる。というか人に怒られるのが苦手すぎる。もし怒鳴られたら一回で心に大きな傷を負う自信しかない。
そもそもわたしに車の運転ができるんだろうか。友人に「おまえはよく周り見ないで歩くから免許取らないほうがいい」と言われたこのわたしが。
でも世の中本当に色んな人がいるけど、どんなうっかりさんでもおっとりさんでも大体の人が皆ちゃんと運転できてるし、免許も取れてるよな…
話は変わってこの間、お仕事で行ったコンラッド東京のアフタヌーンティーのレポ漫画が解禁された。
インスタとかでよく見てたアフタヌーンティーというものを初めて体験させてもらって、これがまたすごく素晴らしいものだということがわかって早く話したくてうずうずしてたのです。
本当に全部おいしくて、心もお腹も満たされた。
行く前はどうしても「SNS映え」という観点で皆足を運ぶのかしら?というイメージを持っていたんだけど、これほどまでに「自分へのご褒美」という言葉に当てはまるものはないなと思った。
それほどに有意義で満たされる時間だった。
アフタヌーンティー。
非日常的でラグジュアリーな空間で最高のおもてなしを受けながら、開放的な景色と一流のパティシエさんが作る季節のスイーツと共にお茶を嗜む。
なんて価値のある時間。これはハマるわけだよ。一度この魅力を知ってしまったらもうね。
ハロウィンがテーマのアフタヌーンティーだったけど、この取材に行ったのは初夏のめちゃくちゃ暑い日で、毎日エアコンがんがんつけて涼しい部屋でひきこもってたから炎天下の中ヒールを履いて出かけるだけでくらくらするくらい疲労感MAXだったのです。
でも、取材が終わった後の満たされっぷりとリフレッシュっぷりといったら。
「アフタヌーンティーの幸福度の高さすげーな!」とすっかり感動してしまって、家に帰ってからインスタで#ヌン活 とか調べちゃったもんね。(アフタヌーンティー活動のことをヌン活というらしい。現場で教えてもらってはじめて知って語感の響きになんか笑ってしまった)
まだまだ行ったことない場所や、やったことない事知らない事がいっぱいある中で、こうやっていろんな経験をさせてもらえて本当にありがたいよ。
うまくいかないなーとか、自分はダメな人間だとか、どうしようもなくネガティブな感情に支配される日が続いてたけど、こうやって誰かが差し伸べてくれた経験に癒されたり潤ったりして保たれてる今があることを感謝しなくてはだな。
今日はこの辺で。