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自民党総裁選・・・シープルどもの柵の中でのケンカ

自民党総裁選が行われている。
小林だ、石部だ、進次郎だ・・と言っているが、政策に関してはロクなことを言わない。
 まるで、メエメエと牧場の柵の中で鳴きながらケンカをしている羊たちの様である。

 というか、この20年くらい今まで散々バカをやって我々日本人に損をさせてきた奴らではないか。
 そのような法案を作り、それに対して国会で賛成してきた奴らではないか。
 彼らが最低の人間だ、という論説は多い。
 ここがバカである、ここがバカだった、という論説も非常に多い。

 しかし、なぜ、そんな落ちた集団になったのか・・という根本的な論証はお目にかかったことがない。
 所以にここで私が皆様にお目にかけよう。

 簡単だ。事実はいつも単純なものなのだ。

 彼らは、シープルになったのだ。

 メールだ、ラインだ、と無節操にそのような機器とアプリとサービスを使い、自分らの秘密とプライベートをしっかりと握られてしまった。
  政治家こそが彼らの格好の的なのだ。
 あとは、シープルだ。言いなりだ。

 今まで政治家には色々な働きかけがあった。
 賄賂を渡す。女をあてがう、これはハニートラップだ。
 周りをかぎまわり、秘密を探り出す。
 そして、自分らのお願いをしたり、脅かしたりして、籠絡させる。
 そのようなことは歴史上、どこにでもあった。

 それに今、デジタルAI機器を使って、政治家をシープルにしてしまう手段がここ10年くらいで急速に発達したわけである。
 この技術はアメリカ、中国で大きく発達した。彼らはAI機器、インターネットを人を管理するツールとして徹底的に割り切って発達させた。危機が発展する都度に莫大な情報と富が転がり込んできたはずだ。
 日本人も優秀な民族だ。しかし、このような「人を管理する」という発想に乏しかった。あくまでも、インターネット、 AI機器を使って便利になるような、楽しくなる様なものを考えてきた。
 今のインスタ、Facebookのような掲示板的なもの、あるいは、ラインなどのSNSの原形は日本初のものであった。しかし、そこに人びとのデータを管理して、人々を支配する、という発想はなかったので、富を産むことはあまりなかった。いや、それなりには生んだのではあるが乏しかった。そして維持、発展ができずに消えていった。金がなくては何もできないのだ。

 さて、彼らがその様な人を支配するツールを発達させた結果、日本の国会議員など今、メタメタにやられてシープルになっている。
 いや、一昔前なら、大臣クラスの者に女をあてがうのが精一杯であったが、これでは周りを動かせない。
 周りにものにまで影響を及ぼすことはなかなか難しいし、手間もかかる。
 今ではライン、メール、などから、要人の周辺にいる者すべてをシープルに簡単にできる。
 ラインの情報があれば皆シープルにできる。
 シープルどもが勝手に日々、せっせと携帯と睨めっこ(にらめっこ)で情報をふんだんに日夜を問わず捧げてくれているのだ。

 今や、日本の国会議員はもちろん、霞ヶ関の官僚・・・キャリア官僚から下っ端の事務職員まで皆、シープルにされているのではないか。
 彼らの要望はスムースに通り、国民全てひっくるめてシープルにされつつあるのが現実である。

 だから我々の給料が減って、医療も受けづらくなり、食い物がなくなってくるのである。

 その力学がわかりますか・・・私はこれを「シープル理論」と呼ぶことにする。

 いろいろな有識者が、日本はなぜダメなのか、岸田はなぜアホなのか、なぜマイナカードはダメなのか、進次郎はなぜ「選択的夫婦別姓」などといきなり言うのかをいろいろと述べている。
 それぞれの論点にはなるほどと見るところがあるものも多い。
 しかし、それらに共通した根本原理。
 それは、「シープル理論」である。


 
 


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