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国民民主も「太陽がいっぱい、シープルがいっぱい」
昨日、補正予算案が予算委員会で可決された、と聞いていささか驚いたのは私だけであろうか。
予算が通らない、ということは政権与党にとって大変なことで、自民・公明を牛耳る財務省にとっても大変深刻なこと。
国民民主の賛成がなければ予算は絶対に通らない。
そのような状況であるから、玉木氏、国民民主の主張していた、「103万の壁」が俄然クローズアップされたわけです。
前にも述べたが、103万の壁よりもっと大事なのは130万の壁。
パートさんの年収が130万円(交通費込み)を超えると世帯主の厚生年金、国民健康保険の枠から出てそのお金を納めなければならない。
概算すると月収9万円の人なら、月に2万円近く納めなければならない極めて重たいもの。
故にパートというのは、この年収130万円(交通費込み)以内で働く方、と私はざっくりと認識している。細かいことを言い出せばキリがないが、ここではざっくりと述べよう。
結局、「103万の壁もいずれ178万を目指してみようかな」という程度の甘い結論で終わったようだ。
実は目指すも何も今回決めなければどうにもならないものかもしれないぞ、ということ。来年も話し合って暫定的に少しずつ、という話ではなかったのではないだろうか。
自民党からすれば、予算さえ通れば国民民主のような20人足らずの政党などどうでも良い、というのが本音だろう。
「国民民主 バイっ」で終わりであろう。
今日、私は職場の人に言いました。
「国民民主 日和ったね(ひよったね)。これでパートの皆さんの130万の壁はそっくり残るでしょうね。残念でした」というと皆、びっくりしていましたが、予算案が可決された話をすると即座に納得されていました。
なぜこうなったのか、いろいろな説が出ているようだが、「シープル」に基けばすべてが分かると思う。
この現代社会を律する力学である。
地球上の物体はニュートン力学によって運動し、宇宙空間は高速運動をしている世界ではアインシュタインの相対性理論に基づいて物体は動いている。
それと同様にこのAI社会の現代社会では、社会を動かす力学こそが「シープル力学」「シープル理論」である。
玉木氏も玉木氏の若くて美人ちゃんの彼女も一生懸命LINEやメールで連絡を取り合い、時に愛を語り、時にいろいろなツーショット写真・動画をスマホで撮りまたまたLINEなどのSNSを通じて交換し合っていた。
こんなこと一般ピーポーだって良くやっている。
でもそれをやったら危険だよ。皆さんが一生懸命書いたこと、挙げた写真はLINEのハードディスクにそっくり残っているのだよ。秘密をモロに握られているのだよ、と何度も述べている。
参考:ネットで管理されつつある我々 シープルになりつつある我々
3 LINE 4 クラウド
玉木氏は恋人のことを晒されてボコボコにされた。
これから国民民主を率いて103万の壁をぶち壊し、もちろん130万の壁をぶち壊し、国民の生活を底上げすることに尽力しようと思っていた矢先にである。
英雄とはだれでも成れるものではない。
「天の時、地の利、人の輪」が必要だ。
玉木氏にはこれがあった。
20名程度の弱小政党ながら彼らが賛成すれば予算案が通り、彼らが反対すれば予算案は通らない。
彼らが「103万の壁、130万の壁をちゃんとしないと予算案に賛成しないぞ」とぐいぐいゴネたら、それに皆賛成せざるを得ない状況であった。
しかしあっさり賛成。
玉木氏はすでに党首を退いていた。
国民民主は玉木氏の政党である。玉木氏が大将である。
すでに大将は打ち取られていた。
大将を討ち取りさえすれば戦争は終わる。王将を詰めたら将棋が終わるようにだ。
もっとも玉木氏のことだから党首を退いても国民民主の中にはいるのだから影響力を持って指導することだって可能だったはずだ。
しかし、国民民主の議員が揃いも揃ってシープルになり自分のプライベートを晒すぞと何者かに脅かされて屈していたら、そうはいかない。
先に述べたように玉木氏、そして一般ピーポーがLINEをなどのツールをこよなく愛していたように、
国民民主の議員さんもこれらのツールを愛用していたとしたら・・・
彼らもすでに襲われているはずだ。そしてすでに屈した。
その結果が「予算案賛成」であった訳である。
自民党、国民民主の議員が述べている。
自民 小野寺政調会長「国民民主の考え 来年度予算案にも反映」あるいは
国民 浜口政調会長「来年度予算案も3党で協議を」
来年までに総選挙がまたあるのかどうか分からないが、このメンツで話し合っても同じ結論だろう。
いや、今以上に国民民主の議員のプライベートを検索、探査してぐいぐい締め上げれば、国民民主の議員どもは、子羊のように大人しく従順になるぞ。つまり、シープルになるわけだ。
織田信長は針の穴のような可能性をついて桶狭間で今川義元を討った。
そして彼は英雄になった。戦国日本を統一したのは彼であろう。
桶狭間の戦を1年延期させていたらどうなる?
延期もクソも信長は今川勢にかかりクビになっていたであろう。
もちろん英雄にもなれなかった。これが玉木氏の運命なのであろうか。
LINEやAIがなかった頃はこのように見事にしかも多くの人(国民民主の大部分の議員たち)に力を及ぼすことはできなかっただろう。
国会は予算案で侃侃諤諤(かんかん がくがく)となり紛糾したであろう。そして大幅な譲歩の上にパートの上限は大きく引き上げられたはずだ。
来年(2025年)の4月から、いや、2025年1月からかもしれない。
とにかく早急にだ。しかし、もちろんそうはならなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1734120063-GOUkFsgT7eSZjwKJmhycvBfx.jpg)
個人情報・・・それもせっせと自分でお捧げしたものだが、それによって国民民主の議員ほぼ全員が屈したのだ。シープルになったのだ。
今、国民民主の中は「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演映画)ならぬ「シープルがいっぱい」なのであろう。
玉木氏一人が女を晒されながら頑張ってもどうしようもない。
お分かりだろうか。これが現代社会を貫く新しい力学である。
シープル力学である。
皆もこれを理解すればもっと世の中の動きが分かるのではないだろうか。
ご参考になれば、ブログを書いた筆者としても本当に喜ばしいことである。
補正予算案 きょう衆議院で可決へ 国民民主党が賛成の意向
2024年12月12日 5時13分
自民・公明両党と国民民主党は「年収103万円の壁」の見直しに向けて11日、合意文書を交わしました。これを受けて国民民主党が今年度の補正予算案に賛成する意向を示したことから、補正予算案は12日賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しです。
新たな経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案は、衆議院予算委員会で11日までの2日間、石破総理大臣も出席して審議が行われました。
こうした中で、自民・公明両党と国民民主党は「年収103万円の壁」の見直しなどに向けて、11日新たな合意文書を交わしました。
文書では「103万円の壁」の見直しの控除額について、「国民民主党の主張する178万円を目指して来年から引き上げる」としています。
またガソリン税の暫定税率は「廃止する」としている一方、その時期は明記されていません。
これを受けて国民民主党は、「党の主張が受け入れられ評価できる」として予算案に賛成する意向を示しました。
ただ見直しに伴う控除額の引き上げ幅や実施時期など具体的な調整はこれからで、3党の税制調査会長は13日も協議を行うことにしています。
補正予算案は、12日衆議院予算委員会で採決が行われ、自民・公明両党と国民民主党の賛成多数で可決されたあと、一部修正の上、本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。
また国会では政治改革の議論も本格化します。
政治資金規正法の再改正などに向けて衆議院の特別委員会で、与野党各党が提出した9つの法案の実質的な審議が始まり、政策活動費の廃止のあり方や企業・団体献金の扱いなどをめぐって論戦が交わされます。
今の国会で法改正を実現するため、法案の修正を模索する動きも出ていて、各党の歩み寄りが見られるかが焦点となります。
上記記事の抜粋
自民 小野寺政調会長「国民民主の考え 来年度予算案にも反映」
自民党の小野寺政務調査会長は記者団に対し「今年度の補正予算案と来年度の本予算案は、一体のものだと受け止めており、国民民主党の考えを来年度予算案にも反映させるべく意見交換をした。来年度予算案についてもしっかり意見をすり合わせていきたい」と述べました。
![](https://assets.st-note.com/img/1734119752-NRw4bDlthzgOWaHM3iGud72c.png?width=1200)
国民 浜口政調会長「来年度予算案も3党で協議を」
国民民主党の浜口政務調査会長は記者団に対し「『年収103万円の壁』の見直しは、税でカバーできない状況も想定しながら、予算も含めて対応することを要望として盛り込んだ。経済を力強く回していくためには、プライマリーバランスの黒字化にこだわることなく対応すべきだ。経済あっての財政という考え方を基本に来年度予算案も3党で協議していきたい」と述べました。
一方、補正予算案の採決での対応を記者団に問われ「まだ決めていない。今後、党内で意見を聞きながら、最終的な賛否を判断していきたい」と述べました。
![](https://assets.st-note.com/img/1734119803-mo0968zrLTswpSOQxtYIKl7W.png?width=1200)
筆者コメント:
来年も話し合い? 終わったのだ。桶狭間の戦いは終わった。
織田信長ならぬ玉木雄一郎は討ち取られ、103万の壁、130万の壁はちょっと色付けされるかもしれないがほとんど変わらないだろう。