本作りのアレコレ(その5)
こんにちは!
『喫茶柘榴』、今朝「校了」致しました。
声高らかに、「校了!」ってメールしました。メールだから、気持ちの上でだけ声高らかにですけど。
さて、今日は「色校正」のお話をしますね。
こちらのnoteの続きです。
13.色校正
前回、特色というのは普通のプリンタでは表現できない色なんです、というお話をしたと思うのですが、色校正というのは、その指定した色を実際に刷ってみてイメージした通りの色かどうか確認するという工程です。
なんか聞いただけでドキドキするやつです。
そして、営業の松房さんが直接、わたしの最寄り駅まで来てくださいました。おっきな書類用のケースから取り出される色校正の入った封筒。そこからはみ出て見えている素敵な茶色。
封筒に顔を突っ込んで匂いを嗅ぎたい気持ちを抑えて受け取りました。
本のサイズにカットしてあるやつも頂きましたよ。
あー、本になるんだなぁという実感が半端ないやつです。
嬉しくて、真っ直ぐ家に帰るのもなんだかなぁという気分になってしまい、家の近くのコーヒースタンドに寄りました(喫茶店じゃない)。
写真で撮るより、実物はまたとても良いので、お届けできるのを楽しみにしています!
ここからはちょっと余談(なんなら余談の方が長め)
この後の工程は、長野県松本市にある藤原印刷さんの工場での印刷、そして東京の製本会社さんでの製本となっています。
本来であれば、松本まで工場見学(懐かしい響き)をしに行きたいなぁと思っていました。1週間くらい前まではそう思ってました。
でも、このところの再びの感染拡大などを考慮して、今回は行くことを止めることにしました。
ここで、すっごく悔しいなーとか悲しいなーとならないのが自分の特技というか性質なんですけど、「きっとこれは別の機会にまた自分の出版物を印刷して見に行く機会が来るってことだな」って思ったんです。
ポジティブというのとはちょっと違うかなぁと思うんだけど、うまく説明できないですw
「必要なものは必要なタイミングで与えられる」と思っていて、この本作りも「本作りのアレコレ(3)」で書いたように、文字校正をすごく良いタイミングでお願いすることができたりと、”ちゃんと大丈夫”なようになっているんですよね。逆に執着からは何も生まれないのかなと思っています。
”必要なものは必要なタイミングで与えられる”
その話の続きとして、そんな感じでうちにやってきた子を紹介しますね!
わたげ舎さんから、羊さんの文鎮が届きました。
BASEのフォローしているお店に新商品が追加されると、スマホにピコーン!ってお知らせが届くようにしてあるんですけど、ちょうどスマホを見ていた時にピコーって出てきたのがこの子でした。
わたげ舎さんの古道具は新月と満月のタイミングでインスタグラムにアップされるんですけど、それを自分のタイミングで見て、気になるのがあればBASEも見てみる、というのが普段の流れでした。でも、今回はいきなりピコーン!
羊「ね、買って!あなたひつじブックスって言うんでしょ?」
声が聞こえてきたよね。アピール強めの。
あと、実は、あんまり公言はしていないんだけど、文鎮とかペーパーウェイトが好きです。
羊だからなんでも買うってわけじゃなくて、ドンピシャな子だったのです。
なので、秒で買いました。
わたげ舎のAYAちゃんも「史上最速」って言ってたw
原稿の上に乗せてみたよ(最終話のタイトルを軽く匂わせる)。
あら、しっくり。
前からいらっしゃった?って感じ。
AYAちゃんがとっても大切にしていた子なので、もちろん大切にしつつも、日常使いの文鎮羊としてしっかり働いてもらおうと思います。
ほんとこんな風に、必要なものは必要なタイミングでふわっとやってくるんだろうなと思っています。
そのためにも、自分の思い込みや思考でガチガチにならずに、心が風通しのいい状態でいたいなと。
ということで、今日はここまでです!
では、また!
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