本作りのアレコレ(その4)
こんにちは!
この記事は以下の続きになります。
前回「束見本」の話をしたと思うんですがねぇ、読み方ですけどね「つかみほん」です。
わたしずっとね「たばみほん」だと思っていましたよ(小声)。
シャバダバシャバダバ。
さて、前回はそんな「束見本」、そして本文の「柱」に興奮したというお話を書きましたが、今回は表紙のお話です!
9.表紙、扉のデザイン&確認
本の顔ともいえる表紙。
表紙を見て(素敵だな、欲しいな)って思って買うことも多いと思います。わたしもよくあります。
そして、今回なんと5パターンもの表紙デザインを作ってくださいました。
もう、どれも素敵でPDF開いた瞬間にテンションが上がったよね!
アドレナリン!!
今回実際に本になるデザインについては、下記noteでご紹介しておりますのでご覧いただけたら嬉しいです。
(先行予約も始まっていますので、併せてよろしくお願いします♡)
今はパソコン上でのデザインしか見えていない状態なんですが、わたくし、ここからが藤原印刷さんにお願いした理由でもあって。
多分、というか絶対、紙に印刷したらもっと素敵になるだろうなって確信しているところがあります。
だからとっても楽しみです。
10.表紙デザイン、本文組版についてのZoom会議
ここで最終の要望やら感想やらを伝えました。
多分、もっと打ち合わせしたい!って方もいると思うんですが、わたしは出して頂いたデザインが素晴らしかったので、もう十分!という感じで。
松本方面にあとはうまいことお願いしますと拝むくらいで、細かい点をお伝えするだけでした。
11.表紙、本文のインキ色の確認
藤原印刷(東京支社)にお伺いして、実際のインクの色を確認します。
プリンタで出される色は実際の本に使うインクとは違うんですね〜。プリンタはCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、キープレート(黒))の重なりによって色を表現しますが、今回印刷に使用するのは「特色」と言われるものです。
なので、頂いたデザインをプリンターで出したものと、今回本に使用する色は全然違うんです。
表紙デザインに指定されていたDICカラー番号(デザインの片隅に番号が指定されています)を、このようなカラーガイドを見て色を確認します。
そして、今回デザイナーさんが指定してきた色を見せてもらうと、、、。
おや?だいぶ濃い??
そう、ずっとプリンタで出された色に馴染んでいたので、おや?って感じがしてしまうんです。
どうしよう、別の色にしてもらうか?と一瞬考えるも、、、。
どんな紙に印刷するか(ツルツルのコート紙か、ちょっとざらっとしたマット紙か)によってインクの乗り方が違うため、この見本とも見え方が変わるんだそうです。
多分、それを考慮しての色指定だったんだろうなと。
なので、考えること10分、最初にデザイナーさんが指定してくださった色に決めました!
12.文字校正
実は最初、校正を誰かにお願いするのは予算的に厳しいので、そのまま出すつもりでした。
それがですね、友人が校正の講座を終え、若葉マークで運転を始めたと知ったのが、ちょうど4月の頭!
その時はいつかお願いしたいなーと思っただけだったんですが、藤原印刷さんからも「本文チェックももう一度お願いしますね」と言われ、(ピーン!彼女に頼もう、もし間に合わなくてもいいからお願いしよう!)となり、お願いしました。
友人に頼んだところ、快く引き受けてくれて、短い時間で赤入れしてくれました。
小さい赤ちゃんのお世話もしながらなのに、本当に感謝しかないです。
わたしも何回も読んだはずなのに、わー、そこ間違える?っていう誤字脱字、ええ、しっかりございました。
お願いして良かったなと、心から思っています。
余談:発売日への想い
ここでちょっと余談。
発売日とか何かを始める日は、占いやらなんやら色んな知見を総動員したい!
前は結構そう思っていたんですけど、自分がピン!と来た日にするのもいいんじゃないかなと最近は思っています。
今回は、納品などのタイミングをお聞きして、すぐさま5/2(日)にしました。
実は、5/2は大好きだった祖母のお誕生日です。
2018年に亡くなったので、もう4年ですか、早いものです。
祖母の誕生日はいつも晴れていて、気持ち良い日が多かったなぁという記憶も決め手でした。
そして、偶然その日、カフェでのイベントに「ひつじブックス」の本屋さんとして出ることになっていたので、それも良いなと。
コロナがまだまだ大変な最中ではありますが、顔を見て、直接本をお渡しできる機会が持てるのもええじゃないかと。
もう、そんな感じ全てインスピレーションでふわっとと決めていますが、校正のことといい、発売日といい、すべてがいいタイミングで起こるなぁという感じがしています。
おばあちゃんの誕生日に発売したかったんだろうな、わたし。
さて、次はですね。
色校正(表紙)、印刷、製本、という流れになると思います!
楽しみですね〜!
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