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縦糸と横糸

佐々木敏さんの著書『行動栄養学とはなにか?ー食べ物と健康をつなぐ見えないリングを探るー』の中に、

「食品と栄養素は、健康という布を織るための縦糸と横糸である」と書かれています。

そして、1つの食品には、複数の栄養素が含まれていて、私たちは複数の食品から、複数の栄養素を摂取しています。わたしたちの目からは食品しか見えず、体には栄養素しか見えない。と続いています。

行動栄養学とは、人の食行動を中心として、栄養を俯瞰し、関連する諸科学を結び付けて、人の健康に生かそうとする学問と定義されています。

「食品と栄養素」の関係を説明する表現として、「縦糸と横糸」という表現は、とても美しいなと思いました。

いつ、どこで、どんな風に、どれだけ、食べるか。
食品と、食品に多く含まれる栄養素とが、絡み合い
人の健康が、織りなされていくんだなーとイメージすると、

今、食べている食事で、わたしの健康は作られているんだ、と。
自分のからだが必要とする「糸」をしっかり探せているかな、と思いました。

目を通していただき、ありがとうございました。


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