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「どこでもいい」は「考えるのを放棄した」ように見える

鶴野充茂さんの著書『上手に「説明できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)の一部に、以下のようなお話がありました。

効果的な説明やコミュニケーションには、相手が次の行動を取りやすくする工夫が重要。
プレゼンの締めくくりで「いかがでしたか?」と相手の感想を求める代わりに、「来週のミーティングに参加できますか?」など、具体的な行動を促すフレーズを使い、行動を提案することで、理解から実践に結びつけやすくなる。
また、相手の文脈を重視し、伝えるべき内容を明確にするのがよい。例えば、「目標達成が困難です」と率直に課題を伝えることで、誤解を防ぎ、建設的な議論が可能になる。
さらに、相手に選択肢を与えつつ、自分の意見も明示する方法が効果的。「今日はパスタが食べたいけれど、和食もどう?」のように伝えることで、相手が判断しやすくなり、スムーズな意思決定につながる。

相手が必要としている情報を的確に提供し、相手の関心や懸念を引き出しながら進めることで、時間とエネルギーを節約しつつ、良好な関係構築が可能になる。

外食をするとき、意見を聞くときは「どこがいい?」と尋ねがちで、
「どこがいい?」と聞かれたときは、「なんでもいいよ」と答えがちですが、「蕎麦か、寿司の気分なんだけど、どう?」とか
「がっつりというより、あっさり食べたい気分なんだけど、行きたいお店ある?」と尋ねてみたりしようと思いました。

目を通していただき、ありがとうございました。

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