僕が作曲家をやる上で損していると思う自分の性質【これでも作曲家になれます】
作曲家のシエシ度です。
有難いことに作曲でお金を頂いている僕ですが、正直自分は音楽家、それも作曲家なんて全然向いていないんだろうなぁと今でも思ってます。
この記事では、そう思う理由となった「僕の性質」を3つ紹介していきます。
書いていること自体はネガティブかもしれませんが、お読みいただく皆さんには、
「あ、こんな奴でも作曲家って出来るんだ」
とポジティブに捉えていただけますと幸いです!
①好みのストライクゾーンが狭い
曲を生み出す上で、メロディやリズムパターンの引き出しの数、つまりインプットの量は非常に重要です。
インプット量が多いほど多彩な曲を作れますし、特定のジャンルに絞るとしても、他のジャンルの技法を取り入れてオリジナリティを出すことが出来るようになります。
ですので僕は、インプット量が多ければ多いほど作曲には有利と考えています。
しかし僕は正直、音楽を聴くことがあまり好きではありません。
理由は恐らく、新しい音楽を聴いて好きだと思った経験が少ないからです。
言葉は悪いですが「どうせ好みの音楽じゃないから、聴くだけ無駄」という気持ちになってしまうんですよね…
どんな音楽にも良さを見出せたら良かったのに。
新しい音楽を聴き漁ることが趣味だったら良かったのに。
などと常々思います。
とはいえこれでは仕事に支障が出るため、意識的に色々な音楽を聴くようにしています。
何回も聴くうちに好きになることももちろんありますので、それを楽しみに根気よく聴くようにしています。
②他人や流行に興味がない
音楽に限らずですが、僕は他人や流行に興味がありません。
子供の頃、クラスはテレビ番組やそれに出演している芸能人の話題でよく盛り上がっていましたが、僕は全く興味を持てませんでした。
生涯で観たことのあるテレビドラマは2,3本程度でしょうし、もちろん芸能人の名前なんて全然知りません。
アニメは好きですが声優の名前は殆ど知りません。
というわけで前述した①にも繋がりますが、音楽を作っている人(=アーティスト)や、流行っている音楽にも興味がないんですよね。
ですがもちろん仕事柄音楽を聴かないわけにはいきませんし、少しくらいは流行を追う必要もありますので、意識的に人気のアーティストや曲はチェックしています。
僕がミーハーで陽キャだったら、時代や流行に即した曲をもっと自然に作れたんだろうな~と思うと少し残念です。
③誰かに教わることが嫌い
これは音楽に限らず社会生活を送る上で致命的な性質です。
子供の頃からそうなのでもう直らないと諦めているのですが、
どうしても誰かに教えてもらうと悔しい気持ちになってしまい、素直に受け取ることができないんですよね。
理由はよく分かりません。
この性質のせいで、作曲の勉強も楽器の練習もかなり遠回りしてきました。
誰かに教われば一瞬で済むようなことでも、意地を張って自分で試行錯誤してしまうので、時間が何倍もかかってしまいます。
僕は子供の頃から作曲をしていたのですが、誰に教わることも無く、誰かが書いた教材で勉強することも殆ど無かったため、音楽理論を身につけたのは大人になってからでした。
もっと早くから勉強して早い段階でまともな曲を作れるようになっていれば、
時間がある大学生の時に沢山曲を作って公開できていたのに…なんて後悔しています。
今は遠回りしていられるほど時間に余裕がないので、教えを乞うべき場面では素直に教えてもらっていますし、勉強になる動画や教材も積極的に見漁っています。
おまけ:得していると思う性質もあります
ここまで「作曲家をやる上で損していると思う自分の性質」を紹介してきましたが、反対に得していると思う性質もありますので、そのうちの3つを軽く紹介します。
①無尽蔵にアイディアが浮かんでくる
普通に生活しているだけで次々に曲のアイディアが浮かんできます。
おかげで曲を作らずにはいられません。ある意味呪いです。
スプーンを床に落としたときの音から1曲作れますし、
風や水の音の中にいるときは、インスピレーションの波に飲まれて脳がパンクして気絶します。
▼詳しくはこちらの記事で紹介しています
②ゾーンに入るととんでもなく集中できる
夢中になって作曲していたら、気付けば何も飲まず食わずのまま12時間経っていたなんてことはよくあります。
作曲をされる方には共感していただけると思うのですが、作曲って勢いが大事なんです。
例えば前奏→Aメロ→Bメロという半端なところまで作ったところで作業を終えて寝てしまうと、次の日に聴いたときには、
「何じゃこりゃ!?ボツです!!!サビは作りません!!!」
なんてことになりがちだと思うんです。
ですので、短期間でキリの良いところまで作れることも有利なスキルだと思っています。
③機械操作に適性がありそう
パソコンで曲を作る以上、作曲とパソコン操作は切っても切れない関係です。
例えば新しいプラグインを導入するときやシンセの音を作るときは、比較的高いリテラシーが求められると思います。
僕は子供の頃からHTML+CSSでWEBサイトを作ったりコマンドプロンプトで遊んだりしていましたし、
大人になってからはパソコンを自作したり、独学でSlackのアプリを構築したりしています。
パソコンに関することが好きなので、作曲の敷居が少しは下がっているのではないかと思っています。
いかがでしたでしょうか。
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また次の記事でお会いしましょう。