藁科佑輝

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藁科佑輝

uguisu-naku(黄鶯睍睆)/ 真舟とわwithヒュードロドン / 歌、ギター、ベース、作詞作曲、小説、短歌、詩

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  • 世界史の構造ノート

    柄谷行人『世界史の構造』のノート

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最近の記事

神戸⇄長浜往還記42

2024.9.10(火・晴れ) 朝起きて生き物たちの世話、病院に薬もらいに行き、市場で買い物、帰ってきて焼きそば作り妻と食べ、そのまま妻とAIを駆使したMV制作。晩も市場で買ってきた、ふき、やきいか、塩サバ、ハンバーグで飲む。 ● 2024.9.11(水・晴れ) 掃除、ついでにエアコンのフィルターまでやってしまう。昼てきとうにミンチ、茄子など炒めて丼。妻と入れ替わりにウワガワ氏来て制作。試みが割合うまくいき、喜ぶ。晩はいつもの「一味同心」で、麻婆豆腐定食にビール。帰宅して

    • 小説は

      しまいかけたときに書くもの

      • 神戸⇄長浜往還記41

        2024.9.4(水・晴れ) 朝、さっそく『古代人と夢』読む。おれは夢に関する書物をけっこう集めていて、そのコレクションが増えたので嬉しい。 昼、イスズのチーズパン。妻出て掃除。ウワガワ氏来て作業。果てしないが、それでもまた少し進む。歌の練習しなくては。自分の作りたいものに技術が追いつかない。とか言ってる場合ではなく、やるしかない。自分は天才ではない、音楽や書き物への憎しみにも似た愛で、ここまでやってこれた。それはどれだけおれの人生を豊かにしてくれただろう。 晩はウワガワ氏と

        • 神戸⇄長浜往還記40

          2024.8.30(金・くもり) 昼食べず、練習、書き物の編集。晩はひさしぶりにゆっくり料理作る。嬉しい。カニカマのサラダ、茄子とベーコンのガレット(失敗してチーズ炒めになった)で妻と飲み始めて、タコポテト、〆にボロネーゼ作る。 ● 2024.8.31(土・雨のち晴れ) 朝から洗い物して、ひさしぶりに珈琲を飲みながら読書。『脳を超えて』。ピンポンが鳴り、出るとわけの分からんおっさんが「自分はどこそこからやってきた」みたいなわけの分からない話をするので聞き返すと、宗教の人間

        神戸⇄長浜往還記42

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        • 世界史の構造ノート
          3本
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        記事

          神戸⇄長浜往還記39

          2024.8.20(火・晴れ) ひさしぶりに妻と二人。朝起きて雑務、市場へ行き、たまにはゆっくりと、焼き鳥、串カツ、ふき、なす煮浸し、炊き込みごはんなどで乾杯。 ● 2024.8.21(水・晴れ) 朝自宅でウワガワ氏、たろうさん、扇芝くんと打ち合わせ。市場でぶどうと唐揚げ買ってきてくれる。美味い。昼からはウワガワ氏と制作。アメイジングなドラムをウワガワ氏が打ち込む。アイデアも冴えている。西川くんやってきてギター入れる。これもナイス。セロニアス・モンクのピアノみたいに、ひっ

          神戸⇄長浜往還記39

          「初めに」以前とは?

          なにもかもすべて間違っていたのなら、冒頭のその前に戻る必要がある、とわたしは考えた。「初めに、神が天と地を創造した」、では誰が神を創造したのか? それはわたしである。わたしがこの世界に理屈をつけるため、とりあえずの始まりとして神を設定したのだ。 ということは、その前、つまり神の前に戻らねばならない。神の前に戻るということは、すなわちわたしに戻るということだ。でもわたしとは? わたしはわたしがすっかり見いだせなくなっていた。どこにも。わたしとはなんだったのか。わたしは、常に連続

          「初めに」以前とは?

          神戸⇄長浜往還記38

          2024.8.13(火・晴れ) 両親が泊まりに来る。昼まえ明石に出かけ、「よし川」で明石焼きとビール、それから神戸ワイナリーに立ち寄り買い物、で、湊川に戻って「やたろう」。グルメな父が満足していたようでなにより。 家に帰って、それぞれの好きなビートルズの曲ベスト5という企画で盛り上がる。ビール飲む。焼酎も。飲みすぎる。 ● 2024.8.14(水・晴れ) 絶望的な体調。おれ一人だけ酒残っている。朝父が買ってくれたチーズバーグコッペパン、昼からみんな出かけ、ウワガワ氏、西川

          神戸⇄長浜往還記38

          一気書き(2024.8.16)

          内田裕也が日本語英語論争、ロックの、日本のロックはほら、英語で歌うのか日本語で歌うのか、それでフラワー・トラベリン・バンドは歌っている、英語で、つまりロックの言語とは英語なのだと、ロックをやるには、言語が英語であるというところが含まっているのだと、その言語を日本語に置き換えることこそ発明と思わなかったのか? 村八分とはっぴいえんどは影と光として現れた、それからのちに、あるいはほとんど同じくらいに矢沢永吉と忌野清志郎が。 でもたしかに、その土地の音楽をやるなら、その土地の言葉で

          一気書き(2024.8.16)

          神戸⇄長浜往還記37

          2024.8.6(火・晴れ) 空調による喉の痛み、慢性じんましん、左脇あたりの謎の熱、さらに舌痛症。この舌痛症にはかなり悩まされてきたが、このところひどくて辟易する。原因がない、おそらく神経的な病気で、抗うつ剤が効くらしい。あまりにひどいようならもらいに行きたいが、慢性蕁麻疹だけで3種類の薬を朝晩4錠飲んでいるので、これ以上薬漬けになるのはどうなのか、と考えている。 あるいはこれは身体というものと自分自身を切り離す訓練なのかもしれない。 インスタントのにゅうめんすすって昼寝。

          神戸⇄長浜往還記37

          神戸⇄長浜往還記36

          2024.7.30(火・晴れ) 昼、昨夜妻が買ってきたコロッケの残り。三つ。ウワガワ氏と制作。もらったアイデアを使って。晩は、妻が司会している元町夜市のイベント見に行き、藤岡と合流、「酒之灘屋」行き、ポテサラ、ひねポンでビールなんかを。それからウワガワ氏と別れ、湊川の「鳥貴族」で、妻と合流して飲む。軽く串つまみ。 ● 2024.7.31(水・晴れ) 朝すこし酔い残ったまま野田はマガユラへ。たろうさん、扇芝くん、ウワガワ氏と打ち合わせ。そのまま、奥谷くんの家に遊びに行く。い

          神戸⇄長浜往還記36

          美なる

          朝の光をそのなかに含んだ、風がきよめられるほど清涼な川がちろちろと流れている、さわがにが濡れた苔と土の上を渡り、こずえと鳥は鳴き交わす、草や葉はそよぎ、ひるがえり、その運動によってまるでみずからを洗う、あたらしい命の匂いがする、その川を車で越して、もう少し先へ行けば墓地がある、坂をのぼり、よく晴れた日、かならずなぜかいつもよく晴れた日、わたしは祖父の墓を家族でまいる。 墓たちはいまではしずけさを楽しんでいる、生前のさわがしさのぶんまで、墓は土で骨とつながり、その骨は骨自体にあ

          神戸⇄長浜往還記35

          2024.7.23(火・晴れ) 練習。昼、妻がもらってきた穴子で穴子丼こしらえる。べらぼうに美味い。街へ出かけ、靴を買う。デパ地下で焼き鳥調達し、晩も穴子で飲む。 ● 2024.7.24(水・晴れ) 制作がなくなったので一日こもって練習。昼、ミンチと広島菜の炒飯こしらえる。ザッパの映画観てぶっ飛ぶ。それからザッパを聴く。こいつはマジでヤバい! 晩は家で飲み、今度は妻がうなぎをもらってきたのでそれをいただき、他にいなりなども食べたが、なぜか食魔に取り憑かれ、「じゃんまるラー

          神戸⇄長浜往還記35

          神戸⇄長浜往還記34

          2024.7.17(水・晴れ) ミラグレーン飲んでなかったら死んでた。昼、炒飯作り、妻と食したあと、ウワガワ氏と制作。西川くん合流し、シーフードカップ焼きそば、セブンのつくねチキン、ナゲットで酒飲み、歯止め効かず終電逃したウワガワ氏と深酒。妻終電で帰ってくる。おつかれさま。 ● 2024.7.18(木・晴れ) 三日酔い。なんとか晩には持ち直し、尼崎へ。またも昼炒飯。ツナとピーマンの。で、藤本さんのあたらしい形「YELLoo」観に。ライブ前、ウワガワ氏と合流し、「得一」へ。

          神戸⇄長浜往還記34

          神戸⇄長浜往還記33

          2024.7.8(月) 子供じみた己の怒り。反省。長浜から神戸へ。晩、妻迎えてくれ、豚キムチ、トマトの生姜ぽん酢、豆腐で。 ● 2024.7.9(火・晴れ) 朝、妻とボクシング・ジム。昼、「湊川エレジー」で、新開地のボウイと焼き場の男と飲み。おごってもらう。いい場所。とても。リバティーンズかかる。「なんとなく好きかなって」。そんな気配消したぞ? 裏切ってすまん。生活のためだ。ピートとカール。永遠のドラマ。赤星からだいやめ。なにを食べても美味い。春雨。春巻き。カレー。スペア

          神戸⇄長浜往還記33

          神戸⇄長浜往還記32

          2024.6.27(木・くもり) 朝からひたすら一人レコーディング。昼食わず。今週は通常よりも一日はやく長浜へ。着いて、ヒレカツ丼、肉じゃがなどスーパーで安売りのもの買い、向こうの友人とすこしだけ酒飲む。 ● 2024.6.28(金・雨) メルヴィル『白鯨』読み進める。訳がさっぱり入ってこない。朝おにぎり、納豆、昼はハム、ちくわ、おにぎり、もうだいたいこんな感じだ。長浜では、 朝:おにぎり、納豆 昼:ハム、ちくわ 昼2:おにぎり 晩:豆腐、あとなにか一、二品 で、合計

          神戸⇄長浜往還記32

          神戸⇄長浜往還記31

          2024.6.23(日・雨) 朝たこ焼き(!)四つ、納豆。昼、マサラからInstagramで、犬がピアノの鍵盤を踏んで、遠吠えしている動画が送られてくる。チャンスオペレーションという言葉とともに。 手術台の上の蝙蝠傘とミシンの出会い。 正確な引き写しじゃないかもしれないが、ロートレアモンが『マルドロールの歌』で書いたこの言葉がのちにアンドレ・ブルトンを中心としたシュルレアリストたちに発見され、デペイズマンという技法へ昇華された。というようなことを十代の頃、中島らもに教わった

          神戸⇄長浜往還記31