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25.2.8. Mozuis ワンマンライブを終えて。

いや何年ぶりなんだろう、note。

先日、Mozuis初のワンマンライブを終えて、改めて振り返りを文章にしようと思い立ったのですが、長くもなりそうだし、まとまりもないような文章になってしまうような気がしたので、SNSではなく、noteに思いつくまま心のままに書き殴ってみようと思った次第です。

まずは改めて、ワンマンライブにご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

2022年9月10日にMozuisの初ライブを行ってから、約2年半。
やっとワンマンを行うことが出来ました。

いつもライブに来てくれるみんなからは「もっと長くライブが見たい!」という声をたくさんもらっていたんですが、こんなに時間がかかってしまってすみません。


Photo by MIKAGE

やっとできたね。

何から話せばいいかな。

まず、どんなワンマンにしたかったか、ということについて。

どんなワンマンにしたかったか


構想の段階では、ブロックごとにテーマを設けて…とか、演出入れようか…とか、ゲスト呼ぼうか…とかいろいろ案があったんだけど、最終的に辿り着いたのが「シンプルにMozuisのライブをやろう」というものでした。

誤解を恐れず言えば、「いつものライブを普段より長くやる」という。

Photo by MIKAGE

この真理は、「特別な日なんだけど、特別にしたくない」というところにあって。

ワンマンだからといって、普段の自分たちのライブ以上に飾り立てることは少し違和感があって。

普段のライブが正しいということを証明したかったのかもしれない。

いつもは時間的制約で伝えきれていないものを全部伝えるような時間にしようと思ったんだよね。

なので、シンプル!ストレート!なMozuisのライブをお届けしました。

あとね、当たり前にワンマンをバンバンできるバンドになりたいから。

セットリストについて



すごく悩んだんだ。

「ワンマンだから聴ける曲」とかを入れたいという思いはあったけど、最終的には、「2時間半の1つのステージとしての流れ」を大事にしました。

だからそこからセトリから漏れちゃう曲もあった。

でも漏れた曲も1軍に選ばれなかったみたいな意味ではなくて、1ステージとしての流れを考えた時に、残念ながら省かれてしまったという。

例えば「ワンマンだから『燐光』聴けるかな」とか「『星屑-remix-』聴けるかな」とか思ってるかなと想像したりしたけど、やっぱりそこは一つのステージの流れを大事にするという意味で、残念ながらセットリストからは外れたりしたんだよね。

そう言っといてなんだけど、「ワンマンだからやろう」っていう曲も実はあって。

その一曲は『Dear Hero』。

この曲はMozuis初期にサポートギターをしてくれていたオッちゃんの弟が作ったショート映画の主題歌として提供していた曲。

なので、とっくの昔に音源は完成していたんだけど、自分たちの中でライブでやるタイミングを模索していて、何度かセットリスト候補に入っていたこともあったんだけど、ワンマンが近づくにつれ、初披露のタイミングはワンマンにしようとなった。

もちろん俺らも演奏するの初めてだったから、ワンマンのリハで初演奏するわけなんだけど、初めてみんなでやったときも、「なんかこの曲めっちゃいい曲じゃない?」ってなって。

実際ワンマン当日にこの曲を演奏してる時に、客席のみんながグッと入り込んでいる、聞き込んでいる感覚がすごくあって、やっぱりいい曲なんだなって思いました。


Photo by MIKAGE

ワンマンだからやろうってなったもう一曲は、『promise(広瀬香美)』。

今回のセットリストの中で唯一のカバーソング。

なんでこれをやったかというと、この曲はもともとMozuisのYouTubeチャンネルでバンドカバーとしてアップした曲なんだよね。

今回のワンマンはMozuisの2年半というのも感じて欲しかったから、力を入れてやってきたYouTubeの中に上がっているカバー曲をいれたいという想いがありました。

どの曲にするかっていうのは、やっぱり悩みました。

他にも『僕たちは失敗』『Kissからはじまるミステリー』も候補に上がったんだけど、これもライブの流れを重視して、一番当日の雰囲気に合いそうな『promise』をやることになりました。

Mozuisバージョンの『promise』はめちゃくちゃイイって、Drの川口さんがすごく気に入ってました(笑)


Photo by MIKAGE

初ワンマンの感想


率直に一個思ったのが、ワンマンに耐えられるバンドだなって思った。

初めてだからさ、自分たちの演奏とパフォーマンスで、どれくらいお客さんを持たせられるかなっていう、未知数な部分があったんだけど。

やってみてワンマンに耐えれるバンドだなって思ったし、むしろそっちの方が向いてるんじゃないかなって思った。

Mozuisって音楽的にも、キャラクター的にも、凄く幅が広いバンドだと思うから、なかなか普段のブッキングライブの30分ステージでは伝えきれないなっていうのは改めて思ったし、ワンマンをやろうが箱が大きくなろうが、ちゃんとそれを成し遂げられるバンドなんじゃないかなって思った。

自分たちの初めてのワンマンだから、そこに向けての思いは相当なものがあったし、それはサポートメンバーも同様で、ワンマンだから気合い入れてくれているなっていうのは感じてた。

でも当日、それって俺らだけじゃなくて、お客さんもそうだったんだなって思って、それが嬉しかった。

今回、たくさんの方が来てくれたから、Mozuisのライブに慣れてる人ばかりじゃなかったと思うんだけど、でももう、初っ端からノリが良くて、ワンマンライブをいう素敵な時間をお客さんに作ってもらったんだなって感じがしました。


Photo by MIKAGE


印象に残っているシーン


まず、幕が上がった瞬間。

なんとなく予約者の数とか知ってはいたけど、実際蓋をあけてみないと、どれくらいの人がいる判らないじゃない。

手刀のフロアに人が隙間なくいてくれたっていうのは嬉しかったし、さらに気合いが入りました。

その後、3曲目で早くもギターセッションがあったんだけど、ああいうギターセッションって普通の演奏に比べると、ポピュラリティーが低いというか、マニアックなんだけど、まだまだライブ初っ端なのにフロアが沸いていたのはいいな!ライブハウスだな!ロックのライブだな!って思いました。


Photo by MIKAGE


あとやっぱり、『傷だらけの僕ら』のときにサイリウムが突然現れたことじゃないかな。

本当に僕らは全く知らないサプライズで。

そもそもあの曲にしようと決めていたのかも分からなかったけど、あのタイミングでパッと明かりがついたのは、すげーなって思いました。

準備してくてた人もすごいなって思うし、みんなが知り合いなわけじゃないのに、周りを察知して、一気に点くのはフロアの一体感をすごく感じた。

すごい綺麗だった。


Photo by MIKAGE


シャンパンくれたり、花くれたり、ボード作ってくれたりっていうのもそうだけど、今の俺らくらいの規模のバンドにとって、ワンマンっていうのが大事だということを、俺らと同じくらいファンのみんなもちゃんとわかってくれていたし、そこに花を添えようとしてくれいるんだなというのが伝わって嬉しかったです。

Photo by MIKAGE


不安だったこと


まずは動員。

やっぱり普段やっているライブの人数感から考えると、まだちょっと無理をしないとワンマンが成り立たないくらいの動員力なんですよね。

なのでやっぱり幕が開くまではずっと毎日不安でした。

それもあって、ワンマン前の何ヶ月かは、いろんな人のライブに行って、共演者に声かけたりっていうのを結構いっぱいしてました。


Photo by MIKAGE



もう一個は体調面。

1月後半に体調を崩してしまって、それ自体はすぐに治ったんだけど、後遺症で気管支炎になってしまって、子供の頃に小児喘息だったこともあり、なかなか治らず。

本番前日と前々日も朝から晩まで撮影だったので、ゆっくり休む時間は全くなく、当日の、手刀でのリハ中にも咳が止まらなくて。

強い咳止めの薬を買ってきてもらって飲んでました。

薬のせいなのか、本番中もいつもとは違う喉の違和感を感じていて、what is life前のギターソロとか、what's前のドラムソロ中とか、捌ける予定じゃなかったのに捌けるタイミングが何度かあって。

その時、実は裏で薬を飲み直したり、漢方を飲んだり、龍角散舐めたりして、なんとかギリギリ歌ってました。

体調管理ができていなかったは完全に自分の落ち度なので反省してます。

不安について話したけど、それを忘れるくらいめちゃくちゃ楽しかったのも事実。

ライブの高揚感ってすごいよな。

Photo by MIKAGE


Photo by MIKAGE


あと、前日・前々日の撮影に参加したのは、自分は忙しくしている方がエンジンがかかるタイプなので自らの意思でです。なので僕以外の誰のことも責めないでください(笑)


ステージ外のサポートメンバー


今回は、ステージ上のメンバー以外にもMozuisワンマンを支えてくれた人たちがたくさんいました。

「物販:城也&荒井まい(playApart)」

今回ワンマンで初めてタオルが発売されるので、ライブが始まる前に物販をやりたかったんだけど、準備でバタつくであろう自分たちでは無理だなということで、この二人に物販スタッフをお願いしました。

楽屋で準備していると2人の大きな声が聞こえてきて、楽屋の中でも「最高の売り子だね」と話題になっていました(笑)

城也なんか前日の撮影で喉を痛めていたのに、、、

多分この2人も、来てくれたみんなと同様に、音楽活動の中でワンマンが大事な日ということを解ってくれていたんだと思うし、興行的な意味でも、売り上げを上げることの重要性をちゃんと理解してくれていたんだろうなと思う。

間違いない人選でした。


「映像:playApart撮影隊(酒井翔太郎・摂津大展・水嶋優太・橘志暢)」

最近は本当に忙しくて、ここ何ヶ月かは撮影に来てもらうのも遠慮するくらいだったんだけど、そんな中でも、事前に必要な機材をレンタルしてくれて会場に駆けつけてくれました。

酒井さんは、体調が悪かったにも関わらず点滴を打って会場に駆けつけてくれたそうです(笑)

自分もプレアパのメンバーだから、みんながどんなに忙しいか分かっていて、でもそんな中でも、誰一人文句を言わず、さも当然かのように撮影に来てくれるみんなからすごく愛を感じました。

撮影隊以外でもプレアパメンバーが沢山来てくれていました。

一人でもたまにライブ来てくれる由衣さん(Mozuis Tシャツ着てくれてありがとう!)

アルバムのジャケ写撮影とかも手伝ってくれた哲士

桜雨MVの時に衣装を担当してくれて、今回のその衣装をプレゼントしてくれた真鈴ちゃん

同じく桜雨の時に、本来はヘアメイクなのにずっとメイキングを撮ってくれていたナツキ

プレアパに入ってまだ日が浅いのに「いきます!」って言ってくれた小春ちゃん

そして、プレアパメンバーではないけど、いまプレアパで制作している映画「宵ノ虹」の監督をされている中川さん


みんな絶対に忙しいのにスケジュールあけて来てくれてありがとう!




「写真:MIKAGE」

MIKAGEさんは2022年Mozuisの初ライブちょっと前に、たまたまとある固めの現場でお会いして。

「普段どんなの撮ってるんですか?」と聞いたら、「普段は音楽系が多いんです」というので、インスタを見てみたら、撮っている写真がとにかくカッコよくて、その場で初ライブの撮影をお願いしました。

今思うと、めちゃくちゃベストなタイミングでの出会いだったなと思います。

節目のライブでは毎回撮影をお願いしているし、MozuisのHP等に使われているLive写真もMIKAGEさんが撮ってくれたものです。

今回のワンマンを終えた帰りにMIKAGEさんが「撮っていてめちゃくちゃ楽しかったです」と言ってくれた。

僕自身も人のライブを撮影することが多いので、「撮っていて楽しい」という言葉の価値がよくわかるから、すごく嬉しかった。

翌日にはもう写真を全部送ってくれて、いい写真が多すぎるのでフォトブックにして販売しようかなとか、考えてます。



Photo by MIKAGE



サポートメンバー


「ギター:オカダハルト」

Photo by MIKAGE

少し前からMozuisのサポートでギターを弾いてくれている彼。

見た目からもわかるように、ものすごく若いんですよ。

なので、彼に可能性を感じている部分もすごくあるし、自分たちがさせてあげられる経験は何でもさせてあげたいという想いがあります。

本人もアンコールのMCの時に、まだ緊張してるっていってたけど、10も20も年齢の離れたライブも慣れに慣れた大人に囲まれてステージに立つっていうのは確かにプレッシャーだと思うし、そこにさらにワンマンというバイアスが乗ってくるから、まあ確かに大変だっただろうなと思います。

でも今回、ちゃんと自分が目立つところはカッコよくやってくれていたし、これから先、もっといろんな経験をしてどんどんさらにかっこいいギタリストになってほしいなって思います。

完全にお兄さん目線(笑)

Photo by MIKAGE


「ベース:真辺俊輔」

Photo by MIKAGE

俊ちゃんって、どんなジャンルでもできるし、知識も豊富だから、ある意味落ち着いているという感じというか、安心感みたいなものがあるし、サポートしてくれる時は、自分のことだけじゃなくて、バンド全体のパフォーマンスについても、演奏についても意見をくれたりするから、すごい心強いサポートメンバーです。

でもその落ち着いた感じの俊ちゃんがMozuisのライブを何度も何度もやっていくうちに、どんどんロックなプレイを見せてくれるようになっていったのが個人的にはすごく嬉しい。

それがなんかすごい、俊ちゃんの中に眠るロック魂をMozuisが引っ張り出せているような気がして(笑)

ワンマン中に『tragedy』か『Smoky rainy』の時に、すっごい足開いて頭振っている俊ちゃんを見て、嬉しくなったことを覚えてます。

俊ちゃんってフラットな人だから、好きなことはすき、嫌いなことは嫌いがハッキリしている人だから、これだけやってくれているっていうのはMozuisのこと好きなんだろうなって思う(笑)

あと、いつも竹部のマニアックな機材の話に付き合ってくれてありがとう(笑)


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「ドラム:川口伸王」

Photo by MIKAGE


川口さんはお互いの存在を認識してから10年くらい経っていると思うんだけど、その頃はまさか同じバンドでプレイするとは思いもしなかった(笑)

今や川口さんが叩いてくれるのが当たり前になっていて、曲のこととかに関しても、変な上下関係とかなく、俺たちの意見をちゃんと受け入れてくれて、ディスカッションしてくれるのが、いつもありがたいなって思ってる。

そもそも、先輩風を吹かしてくるタイプではないけど(笑)

今回、ワンマンのサポートをしてもらうにあたって、自分のドラムセットを持ち込むと聞いた時は、川口さんのMozuisに対する愛と気合を感じてすごく嬉しかったのを覚えてます。

ライブ以外の時も、Mozuisにとってプラスになりそうなことを沢山提案してくれたりするから、自分たちもそれに応えられるような大きさになっていきたいなって思う。

ドラムソロ最高でした!!

Photo by MIKAGE


「マニュピレーター:西森康瑛」

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出会ったのは、Mozuis初ライブの日。

西川口Heartsで対バンしたのがきっかけで、もうその日に「めっちゃカッコよかったです」ってCD買ってくれて、その後もライブ観にきてくれたりして。

「そんだけMozuis好きならギター弾いてよ」ってサポートギターを弾いてもらうようになった。

竹部がよくいうけど、康瑛君はめちゃくちゃアルペジオがうまい、本来はギタリストなのに、今回はマニュピレーターをやってくれました。

前にYouTubeにあげた動画でも言ったけど、本来ギタリストの人に、畑違いのマニュピレーターをお願いしているにも関わらず、二つ返事で「やります!」って言ってくれたことはすごく嬉しかったです。

曲出しのタイミングとかって、実はライブの中でめちゃくちゃ大事で。

それが数秒ずれるだけでお客さんのテンションが上がりきらなかったりするという…地味なのにめちゃくちゃ重要なポジション。

だからこそMozuis愛が誰よりも深いし、人間としても本当に信頼できる、彼にやってもらいたかった。

ワンマンのリハーサル期間が始まってからは、本当にいろんなことに気を使える人だから、「これってこうした方がいいですかね?」とかいろんな意見をくれて、こっちもいろんなことを安心してお願いできて、Mozuisのことをめちゃくちゃ考えてくれてた。

今回のワンマンライブのMVPは彼かもしれない(笑)

本来は「客席から見えない位置で曲出し」くらいのお願いだったんだけど、あれよあれよという間に、同期の調整をお願いしたり、お客さんから見えるところに立ち位置が変わって、煽り担当になったり、無茶振りばっかしたけど、全部を全力で本気でやってくれた。

あまり自分でアピールしてくるタイプじゃないけど、心の中に熱いものを持っている男だなって改めて感じました。

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メンバー・竹部那音


竹部については、ワンマンのステージでたくさん語ったので…

ここで改めて語るのは小っ恥ずかしいんで、ワンマンを見に来てくれた皆さんの心に、しまっておいてください(笑)

最高のギタリストだと思ってます。

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最後に


沢山の人の支えがあって、なんとか無事ワンマンライブを大成功することができました。

大成功だったよね?

興行としても、なんとかギリ黒字、、、くらいかな。


大成功っていうと、なんか満足しているように聞こえますが、そんなことはないです。

今回くらいの規模感のワンマンをバンバンできるようになりたい。

そのためにはもっと沢山の人にMozuisを知ってもらわないといけないし、Mozuis自身ももっと研鑽していかないといけないと思っています。

もう今月末には次のライブがありますし、その先のスケジュールもどんどん決まっています。

僕たちは毎回のライブに、ありったけの熱を注ぎ込みます。

これからも曲を作り続けます。

もし、Mozuisに魅力を感じていただけたら、またライブハウスに遊びに来てほしいし、いろんな人に宣伝してほしい。

バンドって、良くも悪くも興行だし、会社みたいなものなので、みんなの応援があるから続けていけます。

感謝とか愛情表現が下手くそな僕らですが、いつも本当にありがとう!

一緒に「限界」のその先を生きよう。

ぜひ今後ともよろしくお願いします!

P.S. 池袋手刀のスタッフの皆さん、今回も最高の環境を用意していただいてありがとうございました!


Mozuis Vocal 志垣霄太朗



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