雑記
何かを探すように視線を地面に彷徨わせ、時折かがんでは何かを拾っている女性を道端で見かけた。
あまりにもその様子が必死だったので、大事なものをなくしたのだろうかと声をかけようと思った。
その視線の先に何があるのか見てみると、タバコの吸い殻だった。
それを素手で拾っていたのだった。飲食店でバイトしていたときに床に落ちた他人の飲み終わった空のカップとかを素手で触ったりしてたんだけど、そのときすごく惨めな気持ちになった。(ゴミを袋の外に捨てたり、家庭ゴミを持ち込んだらダメだぞ!)
だからなぜ?となった。あと真冬の平日の朝になぜあらゆるリソースを犠牲にしてゴミ拾いを?と。
ききたかった。たしかにゴミが道に落ちてるのは良くないことだ。しかしなぜそんなに秩序に狂えるのか。そのチャンスを私は結局逃してしまった。声をかけられなかった。
この数年で、わずかばかりの思慮を手に入れた。でも突発的に行動する瞬発力を失い、足は重くなるばかりだ。
秩序に狂いすぎて自分自身が狂ってしまった人間と、想定を超えてくる人に興味を待つ傾向がある。こういう人たちは往々にして内的逸脱という特性を持っている。
結果(現れる行動)としての逸脱にはあまり興味がなく、過程(動機、内面世界)としての逸脱に興味がある。
一見同じ行為に見えても、その動機を探ればおもしろいものが見えてくるかもナ⭐︎
もっと対話がひつようだ…………人と関わりを持ちたい
まとまりのない文ですが、読んでいただいてありがとうございます。