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宿泊研修の「代休」を、全員取得した話
みなさん、こんにちは。
突然ですが、「代休」って使っていますか?
私は、絶対に使います。
そして、学年の職員にもそれを勧めています。
今回は、学年主任として、学年の職員が全員代休を取れるようにした話をしようと思います。
◆学年主任として行ったこと
▼職員への希望調査
代休には、期限があります。そこで、まずはじめに、学年職員全員に「いつ取得したいか」を尋ねました。
▼日程の決定
職員の希望をもとに、誰がいつ休むのかを決定します。授業のコマ数や出勤する職員の人数を考慮して決定します。
▼時間割の調整
日程が決まったら、授業の振替など、時間割の調整をしました。
「そこまでやるの?」と思われるかもしれませんが、全て決定しました。
▼日程の報告
日程や時間割が決定したら、教務主任や事務職員に報告しました。
▼学年職員への通知
決定した日程を学年職員に伝え、必ず代休を取るように伝えました。
◆なぜそこまでやるのか
「代休取得」は個人の問題ですから、学年主任がそんなことしなくてもよいのではないかという意見もあると思います。しかし、私は学年主任が動くことが大切だと考えています。
▼「代休を取るべき」という雰囲気づくり
これまで私が勤務してきた職場では、「代休」を申請しても、実際には「休まない」人が多くいました。
結局のところ「授業の振替が面倒くさい」や「生徒が学校に来ているのに、休みにくい」などといった理由があったからです。
だからこそ、学年主任が率先して動くことで「代休は取るべきもの」という雰囲気を作りました。
代休は当然の権利ですから、堂々と使って欲しいのです。
▼「先生が休んだっていい」という価値観の共有
学校で働いている先生は、授業日にはなかなか休みにくい雰囲気があります。体調が悪くても出勤する人もいます。
私は、そんな働き方はおかしいと思います。
当然、生徒の事が気になる気持ちもわかりますし、「休んだら迷惑がかかるかも・・・」という気持ちもわかります。
しかし、仕事を休むことは普通のことです。そのために「年休」もあるわけです。
なかなか休みにくいけれど、「代休」なら比較的休みやすいはずです。
だからこそ、代休を取得して「生徒が登校していても休む」という感覚を身につけてほしかったのです。
▼休み方を伝える
先ほど書いたように、先生が休むことは普通です。しかし、休み方は大切です。
というのも、休むからには、それなりの準備が必要です。
(体調不良など、急な場合を除いて)
その準備(授業の振替など)を学年職員にみせることが、休み方を伝えることに繋がると思いました。
◆まとめ
今回は、宿泊研修の「代休」を全員取得した話として、学年主任の私が実行したことや、そこにある思いをまとめました。
実際に代休を取得した教員の話を聞くと、「映画を見てきた」や「サウナに行ってきた」など、平日の休みを有意義に使っていたことがわかりました。
私自身も、温泉施設で「ぼーっと」していました。
よく、「自分を大切にできない人が、他人を大切にできるはずがない。」なんてことを聞きますが、本当にその通りです。
私たち教員は、生徒を大切にする立場です。だからこそ、まずは自分自身を大切にしなくてはいけません。
自分を大切にして、生徒も大切にする。そんな教員が増えていくと嬉しいです。