8-5.試験本番⑤~昼休みにしてはいけないこと~

選択式試験は午前中に行われ、時間は80分。8科目出題なので、単純に割ると1科目10分が解答時間です。もちろんマークしたり見直し時間があるので、解答だけで10分かけてはいけません。

もし、午前中の選択式を早く解き終わったら。

確か、試験開始から30分後?~試験終了30分前までは、退出可能時間だと思います。退出可能時刻内に解き終えて、さっさと退出して昼休憩に入ってしまいましょう。参考書を眺めつつ、昼食をとり脳を休めてください。たった1時間で慌ただしく昼休憩をとるよりも、この方がずっと有利です。

あともっと言えば、涼しい場所とか、参考書を広げやすいとか、色々な意味で都合のよい休憩場所は早くに埋まります。もちろん、試験問題はしっかり解いてからですが、選択式試験はさっさと終わらせて早めに退出して居場所をキープできるとベストです。

ところで、その昼休みにやってはいけないことがあります。
それは、午前中の選択式試験の答え合わせです。

自分の解答の正否は大変気になるので、特にわからなかった問題ほど手持ちの参考書で正答を確認してしまいがちです。しかし、もう終わってしまった午前中の試験。解答してしまったものは直しようがなく、今この時点で見直すことは愚かな行為です。

なぜなら考えてみてください。

本試験と模試とでは目的が異なります。模試は知識を得るための試験で、受験後に見直さなければ意味がありません。しかし本試験はずばり合格するための試験です。それがいいかは別として、合格さえしてしまえば、あとで答え合わせする必要すらないのです

選択式も択一式も、試験後に答え合わせをしたければすればよいです。けれど、1年間学んできたことをすべて出し切るのは、今このとき、本試験を受ける今日この時間でしか不可能なのです。だからこそ、限られた貴重な昼休みの時間と残っている脳のエネルギーを、午後の択一式試験に向けて有効に使わなくてはなりません。

昼休みは、参考書を眺めて、年金の支給要件だとか時効消滅期間といった、自分の自信のない部分の確認に使いましょう。限られた時間なので文章で読み込むよりも、ぱっと見て確認できる支給要件の図表などを眺めるのがお勧めです。

私は昼休みに眺めたテキストの国民年金の免除の要件が、午後の択一式試験に偶然出てきて、自信を持って解答することができました。たった1問ですが嬉しかったし、試験中のモチベーションも上がりますよ。(つづきます)

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