1年間の学習スケジュール
3-2. 学習のスタートは9月
社労士試験(以下「本試験」と言います)は毎年8月最後の日曜日に実施されます。よって勉強スケジュールは、毎年8月で一区切りになります。
資格学校の社労士講座は9月頃に案内が始まり、受験生は秋から冬にかけて勉強をスタートします。資格学校ではこの時期、講座説明会や個別相談が開かれるので、初学者で資格学校を選ぶ際はぜひ利用してみるとよいでしょう。
また9月には本試験の解説講座も開かれます。解答冊子がもらえ、講座受講者でなくても利用できるので、独習者であれば可能なら利用をお勧めします。
3-3.勉強する法律の多さ
9月。受験勉強の始まりです。労働基準法から始まり、労働・社会保険の各法律ごとに学習を進めていきます。
労働基準法
労働安全衛生法
労働者災害補償保険法
雇用保険法
労働保険徴収法
健康保険法
厚生年金保険法
国民年金法
一般常識にかかる労働・社会保険関係の各法(労働契約法、労働組合法、国民健康保険法、介護保険法等々)
学ぶ法律がいっぱいありますね。
しかも上記は、試験科目になっているものだけであって、これ以外にも広く浅く出題される法律がたくさんあります。
というのも本試験では、法律が単独の科目になっている試験問題以外にも、一般常識としてまとめられ、様々な法律から出題される問題があり、参考書も大抵それに準じています。
過去の試験問題 http://www.sharosi-siken.or.jp/exam/info.html
一番最後は、試験科目では「一般常識」としてまとめましたが、障害者雇用促進法や児童福祉法など、勉強範囲が幅広いです。
とまあこれらを半年後の翌年3月までに終わらせる訳です。はい、資格の学校のスケジュールではそうなっています。
さて、4月からはもっと実践的な問題を解き始めます。
資格学校の模試は5月~7月頃に数回行われるので、それまでの勉強の成果を試すのと、知識の定着・本試験に慣れるため、この時期にぜひ模試は受験しましょう。
3-4.学習スケジュールのまとめ
まとめです。
・各法律を学ぶのは3月まで、4月からは試験に向けた勉強となる。
・結構スピード早い。うかうかしていると置いていかれます。
・本番は8月です。前年9月から培った知識と、4月からの実践で得た知識をぶつけて試験に挑みます。
(つづきます)