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社労士試験勉強の方向性2⃣

こんばんは。
「勉強の方向性」について、前回の続きの内容となります。

今回お伝えしたいのは、社労士試験の合格を目指すうえで、
・満点合格
・高得点での合格
を目指す必要はありません。

択一式試験は70点満点ですが、「70点での合格」でも「45点前後(基準点ギリギリ)の合格」でも、合格したという点においては同じです。

もちろん、安全圏で合格点を確保しようという心持ちは大切ですが、社労士試験という性質上、満点を取らせる気のない問題が、毎年何問か必ず出題されます。

例として、直近、令和6年度の健康保険法の問題を紹介します。

R6 健康保険法 問5-B
匿名診療等関連情報利用者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納めなければならない。納付すべき手数料の額は、匿名診療等関連情報の提供に要する時間1時間までごとに4,350円である。

上記の問題の正解は○ですが、この問題を試験会場で、自信を持って正しい選択しだと判断できた人は、ほとんどいないと思います。

試験当日、様々な予備校が解答速報の作成、講評の公開をしていましたが、「この選択肢は捨て肢(分からなくても大丈夫)」という見解でした。

前回の記事で書いたように、社労士試験は、その学習範囲の広さが大きなハードルとなります。

大半の方は労働基準法から学習を始めると思います。そして、厚生年金保険法まで学習し、その後登場するのが「一般常識科目」という、なかなか掴みどころのない科目です。
それでも頑張って試験範囲を一周したときには、
「労働基準法の内容ってどんなのだっけ?」となっているはずです。

これを繰り返し学習することで、知識を積み上げていかないといけないのが社労士試験の勉強です。大変ですよね。

このような中、先ほど紹介したようなマイナー論点をカバーしようとすると、勉強時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。

なので、
・基本論点
・頻出論点
について十分な時間をかけて勉強して、得点を積み重ねることが重要です。

いわゆる「奇問」「難問」は、大半の受験生も解けません。
取るべき問題を正解できるような勉強を続けていきましょう。

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