1.点滴用カート
看護師は各々電子カルテの乗ったカートを持っているが
それには到底乗り切らない
山盛りの点滴、清拭セット、処置セットetc…がある。
それらは別のカートに乗せる。
これを
「点滴用カート」
と言うことにする。
ナースステーションから出発する前の
この準備がいかに無駄無くできるかが勝負
と言っても過言ではない。
看護師は動線が命!
私も先輩に何度も言われた。
ナースステーションとベッドを行ったりきたりしている間に
どんどん時間はすぎてしまう。
スタッフは9人。
それぞれ電子カルテ用カートと点滴カートが欲しいが
病棟には点滴カートが5台しかない。
カートは早いもの順。
それで仕事の効率が決まる。
いつも遠慮して
点滴を電子カルテ用カートにつめこむ後輩がいる。
電子カルテの上にも点滴が山盛り。
これでは電子カルテをあけて患者さんのバイタル(体温、血圧、SPO2など)も入力できない。
万が一、点滴を床に落とせば不潔扱いになってしまう。
こんなのが続くので 師長さんに点滴カートの購入を依頼した所 予想外の返答があった。
「医療用のカートって高いのよ。(看護局は)買わないって。
点滴カートが要るのはわかった。
私が出すから、市販でいいからついでがあったら買ってきて。」
もちろんこれは師長さんのポケットマネーである。
以前も師長さんが買ってくれた備品があったので、さすがに頼めない。
結局、何ヶ月経っても点滴用カートが買ってもらえる事は無かった。
病棟は狭い。
ベッドも通るし、車椅子も通る。
カートを収納するスペースもあまり無い。
そして看護師はスピード勝負の中で どうしても物の扱いが雑になる。
また看護局が高いと言ったが、病院には医療物品専門の雑誌がある。
そこに書かれた値段は確かに高かった。
師長さん達の目に届く場所に安いワゴンの情報が欲しい。
何か会社とのやりとりとかがあるのか?
詳細はわからないが、買えないでは困る。
物を乗せるだけなのだから、 わざわざ医療用でなくていい。
<欲しい点滴カート>
①折りたたみ式(病院の狭い収納スペースに対応)
②安い(3段のもので、一段に点滴用のバッドが2つ乗るサイズ)
③丈夫(忙しいのでどうしても乱暴な扱いになる)
④看護局や師長の目につくマーケットに販売(医療用でなくていい。拭ければ清潔は保てる。実際私の場合I●E Aのカートで代用しても良いと言われた。)
⑤静か(夜中も使うので、動作時に静かなものが良い)