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2023年の初サメは


今年は卯年なので、新年にこちらのお魚を頂きました。

ラビットフィッシュと言われるだけあって、煮魚にしてもウサギ感が否めないアイゴ。
身剥がれがよくて美味しい未利用魚のひとつ。


1月4日は初漁。

港にいってみるとなかなか珍しいサメがありました。

奥がカスザメ20230104b、
手前がコロザメ20230104a
コロザメの正面顔 20230104a
カスザメの正面顔 20230104c


ということで、初サメはカスザメ、コロザメでした。

手前の個体20230104a コロザメ ♀ 成熟
TL1.68m
BL1.45m
奥の個体20230104b カスザメ ♂
TL0.78m
BL0.69m
裏側
20230104b 20230104a


成熟個体のコロザメは最近出会ってなかったので、私的にはなかなか珍しい個体です。

20230104aコロザメの卵巣卵

コロザメのお腹の中には大きな卵巣卵がたくさん確認できました。子宮は肥厚していたので、経産個体である可能性もありそうです。

ただこの個体は水揚げ時には死んでいたそうで、内臓の腐敗が進んでいたため、詳しいことは観察できずでした。

20230104aコロザメの第一背鰭

漁師さん曰く、サメのヒレがこのように擦れているのは網ずれで、何日か網の中にいたという証なんだとか。

勉強になります。

よろシャーク


自著 ほぼ命がけサメ図鑑 

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