世田谷区立桜丘中学校訪問記2019.10.17

8/31ワールドカフェにシークレット・ゲストとしてご参加下さった西郷孝彦校長の取組がNHK「ウワサの保護者会」でも取り上げられ、今話題沸騰中の世田谷区立桜丘中学校へ行ってきました。

全国的に「校則や宿題を無くした学校」として注目されている学校ですが、ひと言で言えばいたって「ふつう」過ぎて拍子抜けするほど。
けれども、学校全体をつつむ柔らかな優しさは、トイレに貼ってあったチラシだけをみてもよくわかりました。

「失敗してもいいよ」というこのメッセージこそが、この学校全体を包み込む優しさの源泉なのだと感じました。

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一方で、驚いたのは国語の授業で行われていたディベート。
「日本は選挙の棄権に罰金を設けるべきか、否か」というテーマで理路整然と議論を闘わせる姿は中学生とは思えない迫力で、視察や見学に来ていた議員さんや先生方もビックリ‼️結果は1票差で否決されました。

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一番楽しみだった道徳の授業のテーマは

◎戦争を取材する・ジャーナリストとは
◎対等とは
◎再生医療とは

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教科書のどの単元をもとにしたものかがわからなかったけれど、教員ごとに動画やテレビ番組を観せたりしながら、子どもたちを飽きさせない工夫が随所にみられ、ほとんど寝ている子はいませんでした。

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最後にみた社会科の授業は、憲法についてわかりやすく説明されていました。

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校庭では隣の保育園児がのびのび遊んでいたり、職員室前の見やすい場所にAEDや相談・質問Boxが置いてあったり、カウンセリング・ルームも入りやすそうでした。

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名物校長室前の廊下には、教室に入り辛い子どもたちのためのハンモックや3Dプリンター、電子ピアノ、パソコンスペースなどが置いてあって、
まるでひな鳥が羽根を休めにきているようでした。

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何ともいえない居心地の良さと、いい意味で肩の力が抜けた優しい空間に包まれた子どもたちは、安心して、チャイムが鳴らなくても自発的に教室に入り落ち着いて学んでいました。

西郷孝彦校長、桜丘中学校のみなさま、
ありがとうございました。

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学校公開は明日までと、次は来年1月。
http://www.setagaya.ed.jp/tsaka/

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