【なぜ斜里?】私が斜里町へきた理由
自己紹介
みなさん初めまして、千葉県出身 鈴木美華(すずき みか)です。
すでに私のことを知ってる方も、これから知る方も簡単に自己紹介をさせていただきます。
鈴木 美華とは?
・1996/09/21生まれ 28歳 乙女座のA型
・インド人父と日本人母を持つ、俗にいうハーフ
・新卒でインドのITスタートアップにて勤務。帰国後、産直ECサイト「食べチョク」にてCS経験を経て、北海道斜里町へ移住
・現在、斜里町 地域おこし協力隊「移住推進員」として勤務中
北海道との出会い
初めて北海道へ来たのは、2019年8月。
お盆すぎ、琴似で車を借り夜の道央自動車道に乗り、真っ先に見たナンバーは「足立」。。でも、道央自動車道で車を走らせながら、窓をあけてみたら風が冷たくて気持ち良い!
「え?北海道ってこんなに心地よい場所なの?」
暑さが厳しい関東から北海道へやってきたので気温の変化にびっくりしながらも、「なんか北海道って住んでみたいかも」と直感的に思ったのが北海道移住を考え始めたきっかけです。
それでも、本格的に移住を考え始めたのは2022年頃。
少しずつ移住に向けて用意をし始めたタイミングで、勤めていた会社の出社方針が変わり移住の夢は一旦心にしまい込みました。
当時は、住んでいた茨城県つくば市から会社のある東京都港区浜松町へ1時間強かけて毎日通っていましたが、フレックスということもあり動きやすいようにお仕事をさせていただいていたので、出社することに関して大きなストレスもなく通えていました。
何より、会社でチームメンバーの顔を見ながら仕事をすることが、こんなにも楽しいんだと改めて気付かされた良い経験でした。
捨てきれなかった北海道移住の夢
食べチョクでのお仕事も4年目を迎える頃、自分の心にしまい込んだ「北海道移住」の夢がまた沸々と湧き上がってきます。
冬だし大好きな北海道が舞台のドラマをまたみたいという理由で、2024年1月にNetflix制作の「First Love 初恋」を見始めました。(2回目)
初めてこのドラマを見た時は「ストーリー」を楽しみましたが、2回目となると目の付け所は「女満別空港」「雪」「ライラックの花」「街並み」。
ドラマを見終える頃には、すっかり「北海道へ行きたい!」と心が燻られてしまいました。
「あれ?自分が過ごしたい人生って今のこの感じなんだっけ?」
これまでもなんとなく定期的にみていたスタートアップの求人情報が多く載っている「Wantedly」を開き、勤務地が「北海道」の求人をみると「斜里町」の求人を発見。
北海道は好きだけどこれまで道東をちゃんと観光したことがなく、お恥ずかしながら「斜里町」には行ったこともなかったのですが、話を聞いてみるだけ聞こう!というノリで担当の方とオンラインでお話をすることになりました。
担当の方の話を聞けば聞くほど「斜里町には面白そうな人たちがたくさんいる!!」と自分の童心がくすぐられる感覚に陥りもうテンションはマックスに。
とはいえ、今ある生活を全て変える勇気はまだなかったので、一旦冷静になって持ち帰ります。
自分の気持ちの整理がしっかりできていないタイミングで、1) 当時付き合っていた彼、2) 尊敬する上司 に斜里町への移住と転職について相談をすることにしました。
当時付き合っていた彼は、
「なんでまたそんな田舎へ行ってこれまでのキャリアとは違う道を進もうとするの?」
と、否定的な反応でした。
一方、尊敬する上司は、
「僕が仕事をしていく中で大事にしているのは、自分らしく仕事できているのかな?という気持ち。みかさんにも自分の感性を大事にしてほしい。今自分がワクワクする方に進んでみてもいいんじゃないかな?」
と、めちゃくちゃ肯定してくださいました。
この段階である程度心が決まった私は、斜里町の地域おこし協力隊の採用面接を受けます。
2024年2月に面接を受け、無事内定をいただきました。
(でも実は、内定通知書を見ながら、長く勤めていた職場とお別れすることが現実になってしまうことへの寂しさだったり、北海道への引越し費用に怯えたり、やり残したことはないかなと急に不安になったり、感情のジェットコースターに乗りながら移住するX DAYを待ち構えていました)
内定受諾後、地域おこし協力隊インターンという制度を使って、2024年3月に初めて斜里町へ来ることとなります。
お恥ずかしながら斜里に来るまでは、
- 斜里町が日本一の鮭の漁獲量を誇ること
- 名峰斜里岳があること
- 天に続く道があること
- 流氷が見れること
などなど、知らないことがたくさん。えぇ、そんな状態で斜里町の面接受けたの?!と今となっては自分にびっくりなのだけど。。。
斜里町で何をしているの?
本題です。
斜里町で鈴木は何をしているのか?についてですが、今は斜里町役場政策推進課というところで移住推進員としてお仕事をしています。
移住推進員の仕事は・・・?
端的にいうと、「斜里町へ移住してくれる人を増やす」ための活動を行うことです。
移住を検討してもらうためのパンフレットを作成したり、移住を希望している方々への説明会を実施したり、斜里町へ移住したい!という人を増やすための種まきをしたり、本当に多岐にわたるお仕事を任せていただいてます。
↓一部個人活動もありますがどんなことをしてるか簡単にご紹介↓
カムイワッカ湯の滝へ登りに行ったり
斜里町では滝に登れるんです!
※温泉と川の水が混ざっていい温度のお湯が流れている強酸性の滝
最近は新聞に取り上げていただいたりもしています。
詳しくは、鈴木公式 Instagramで発信しているので興味のある方はフォローをお願いします。
キックボクシングとの出会い
キックボクシングとの出会いは、ダイエットを決意した2023年の6月でした。
お酒が大好き、油そばやつけ麺も好き、運動はほとんどしない(運動経験ないし・・・)という生活を日本に帰ってきてからずっと送っていたところ、見事ベスト体重より20kg近く太ってしまいました。
食事制限を1ヶ月ほどしてみたものの、なかなか痩せない。
食事だけでは2キロくらいしか変わらない。。絶望。。。
と、関西弁の友達に話したところ
「みかさん、キックボクシングやってみたらええやん」
運動経験ないんだよ?
人を殴る蹴るなんてそんな野蛮なこと私にはできないよ??
というか、めちゃ怖そうだし痛そうじゃない???
たいして知らないのにキックボクシングの印象は最悪。
ただ、怖いより痩せたい気持ちが優っていたので、「OK」の二つ返事で最寄りのキックボクシングジムの門を叩きました。
初めて行ったキックボクシングジムは、エクササイズメインのジムで雰囲気も良く、会員さんやトレーナーさんも優しく通いやすかったです。
痩せたいから体を動かしにジムへ行く。
自分の中でキックボクシングに対しての意識が変わったのは、2023年12月にジムが開催してくれた「フォームコンテスト」にエントリーしてからでした。
このフォームコンテストでは、パンチと蹴りのコンビネーションやキックのフォームを実演して、コーチ陣が技のフォームみて採点していきます。
大人になってから人事評価でしか評価されることがなかったので、楽しくなり始めていたキックボクシングのフォームコンテストに思い切ってエントリー。
エントリーを決めてからは練習回数が増え、気付いたら痩せたいと思って通っていたはずが、「綺麗なフォームで技を出せるようになりたい」にモチベーションが変わりました。
残念ながら、フォームコンテストで上位の成績を残すことはできなかったのですが、コンテストが終わってから急に目指していた目標がなくなってしまった私は悶々とします。
「あれ、何をモチベーションにキックボクシング頑張ったらいいんだ」
そんな中、関西弁の友達がまた囁いてくるのです。
「みかさん、そういえばうちのジムで試合あるで。出てみたらええんちゃう?」
急に、きました。
これまで考えたこともない突拍子もないでかい目標。
「試合?ええ、出れないよ。全然試合向けの練習してないし。」
流石に二つ返事では回答できず。
でも実は密かに興味を持っていた試合出場。
まずは、通うジムをエクササイズメインの最寄りジムから関西弁の友達が通うプロ選手も所属するキックボクシングジム「テツジム東京」へシフトすることを決めました。
2024年1月ごろから少しずつ、テツジムさんで楽しくミット打ちや追い込み練習をしていく中で、内定をいただいた斜里町への移住の話が出てきます。
「待って、北海道行ったらキックボクシングもうできない?」
斜里町からの内定をいただいたタイミングで真っ先にググったのは
「斜里 キックボクシング」
「網走 キックボクシング」
「美幌 キックボクシング」
「北見 キックボクシング」
「釧路 キックボクシング」
「道東 キックボクシング」
「北海道 キックボクシング」
ない、キックボクシングジムがない。
最寄りが釧路しかない。釧路まで2.5時間。マジかよ。
茨城から群馬じゃないか。
そんな中刻一刻と迫る北海道への引っ越し。Due Dateは2024年5月末。
さぁどうする、鈴木。
「もうこれは試合に出て、自分のキックボクシング人生を潔く終わらせるべきなのでは?」
謎に決断をし、2024年4月から本格的に試合に出るための練習を始めました。(遅い)
↓ここからは試合までの練習風景をお見せします↓
2024年 5月19日(日) 試合当日
計量アンダー1kgでパス。
試合当日は精一杯戦えました。が、負けてしまいました。
でも、挑戦することに意味があるのです。
〜よかったら動画見てください〜
鈴木は覚醒しました。
これで自分のキックボクシング人生を終わらせていいのか?もっとキックボクシングの楽しさを広めていくべきなのでは?
なぜ斜里でキックボクシング?
こっちが本題でした。
では、なぜ斜里町でキックボクシングを教えることになったのか?
シンプルです。
「キックボクシングが好きで、自分がやりたかったから」
斜里に来ることで自分が頑張って続けてきたものを諦めることをしたくなかったのです。
環境を言い訳にすることはいくらでも出来ます。
でも、自分がいる不利な環境をポジティブにとらえることも出来ますよね。
なので、斜里町でキックボクシングクラブを立ち上げることを決めました。
一番初めに開催したクラスは、2024年7月8日 19:00~
正直、どのくらいの方が参加してくれるのか不安すぎてビビっていたのですが、役場で知り合った素敵なお友達たちが一番初めに生徒としてきてくださいました。
そこから徐々に口コミで「斜里キックボクシングクラブ」の存在が広まり、現在100名ほどの会員さんが所属するクラブとなっています。
釧路からプロコーチをお呼びし、斜里町初のキックボクシングイベントも開催しました。
最近では、キックボクシングの試合でリングアナウンスやインタビュアーのお仕事もさせていただきました。
今後の展望は?
斜里キックボクシングクラブが、キックボクシングを始めるきっかけの1つになると嬉しいです。
格闘技は敷居がすごく高いと感じてしまいがちなスポーツですよね。
特に女性はハードルが高く感じるのではないでしょうか?
でも実は効率よく痩せることができ、ストレス発散にもなる。
メリットしかないスポーツだと個人的には思うのです。
今後は、斜里キックボクシングクラブをハブとし、道東をキックボクシングで盛り上げていき、最終的には北海道でキックボクシングが一般的にプレイされる競技になるところまで持っていけたら本望だなと考えています。
なので、2025年は斜里町でジムを開くことを目標に精一杯頑張っていきます!
この活動をいつも応援してくださっているみなさんのおかげで存在している斜里キックボクシングクラブです。
これからも温かく見守って(練習しにきて)ください。
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