初学者のための、Salesforce学習リソースおすすめしてみた(後編 - ビジネスでの活用/実践イメージを掴む)
お疲れ様です!sharewareです。
「Salesforceのいいところって、結局なんなの?」
こんなことをよく聞かれます。
「業務を標準化して属人化を防げるところでしょ?」
「情報を一元化してマネージャ業務とか担当者の引き継ぎが楽になったりするところでしょ?」
人によっては、そう割り切って理解し、Salesforceの提案を受けたり検討を進めたりすることもあります。
確かに、それも説明として合ってると思いますし、わたしも結局なに?と聞かれるとなんだか難しいなぁ・・・と悩んでしまいます。
対障害やセキュリティなどの信頼性、継続バージョンアップ等拡張性、開発やカスタマイズ性、定着活用のためのCSリソース、パートナエコシステム、多様な製品群などなど、優れているところ、はあげられるのでそれをお伝えしてもいいと思いますが、
「何がいいの?」の裏には「うち(自社)にとって」という言葉が隠れている気がします。
「なんでもできる」は「なんにもできない」と揶揄されたりすることもあるSalesforceです。Salesforceが色々できることを知っている、設定を沢山しっている、というだけでは勉強の意味、目的として少し寂しいです。
なので、これまで学んできた知識や機能が、「どういう人にとっては、どう活用できて、どういいのか」これを知ることで、Salesforce今後の学びのモチベーション継続もベクトルも定まってくるのでは?
ということで最終回3回目を記載します。
前回からの続きになります。↓今回は3です。
前回記事↑
Salesforce環境と実務の理解(中〜長期)
SalesforceのSFAや、標準的なシステムの機能、利用シーンが理解できると、現場の実務や活用事例、他ツールとの違いや組み合わせを含む、実際のユーザ事例もよく頭に入ってくるようになります。
非常に拡張性が高いツールなので、
ユーザ企業ごとに独自のカスタマイズが入っていることが多く、試験勉強明けの方は、実戦でSalesforce環境と向き合うと戸惑うことが多いです。
ユーザ企業さんごとの実務や使い方のバリエーションを知っておくことで、一般/標準的な機能にとらわれずに、企業システムの一部としてSalesforceを理解できたり、解決策を模索できたりします。
また、各ユーザ企業さんごとの事業におけるシステム以外で必要な取り組みや、どこにSalesforceが適用できそうか、なども分かってくると思います。
活用自慢大会
Salesforceエコシステムが誇る、コミュニティ参加者、ユーザ企業が熱狂するイベントがこちら。
ユーザ企業のプレゼンターからかなり使い込んだ事例が出てきますので、活用度のアッパー層や、変化球的な活用の幅を知るのにいいです。
何より、資料もトークも熱量ありコンテンツとしても楽しめます。
第10回とありますが、毎回新しい経営/業務課題、活用課題、使い方、他システムとの組み合わせ、などが出てきて本当に飽きませんし、
冒頭の「Salesforceって結局何がいいの?(うちにとって)」この答えがいかに多様かがわかります。
現時点の経営課題から将来の課題にわたって改変/拡張しながらフィットさせ続けられるSalesforceの強みがよく理解できます。
中編までの内容で、システムとしての基礎的な機能や活用、操作方法が分かってきたぞ・・・となったところでこちらのコンテンツを見ると、急に世界が広がってきませんか?
Salesforceは設定ができるようになったら終わりではなく、目的に合わせて無数の実現方法を選びとり、実際にビジネスの中心で使われるところまでを目指せる、長くて有意義なキャリアです。
視座とモチベーションがあがったら今後の実戦やさらなるTrailheadなどでの学習も捗るのではないでしょうか。
ユーザ事例
他にも様々なユーザ事例が無数に公開されています。
Salesforce社のコーポレートサイトからでも業種や規模に合わせて検索もできますが、特に代表的なものはサクセスナビのこちらにもまとまっています。
綺麗な事例もサマリとして良いですが、手触り感を持って読み取りづらいので、こちらの索引等から動画など見ていくのも良いと思います。
「Salesforceって何がいいの?」の質問に対して、「こういうビジネスであれば、こう」という引き出しを持っていると、ただのツールや設定者ではなくコンサルタントのように振る舞えます。
まずは自社や、身近な企業様に近い業界や規模の事例を確認してみるのはいかがでしょうか。
Salesforce社の人と話す機会をつくる
やはり日常的に自社のSalesforce環境で営業したり、それを紹介したり、たくさんのデモや資料を持ってます。
知りたいことの的が絞れるようになってきたら、CS主催のウェビナー、セミナーイベントで中の人と会話されるのも、生きた知識が習得できるチャンスです。
また、自社で契約をしていたり、契約を検討中であれば営業の方、プリセールスの方との商談時に解像度の高い議論を行えるので、今後のプロジェクトに対してより良い支援が受けられるかもしれません。
さいごに
学習リソースといいつつ、最後はあまりお勉強っぽくない情報の取り方をお伝えしました。
Salesforceを覚えてキャリアアップしたい、ITの仕事に携わりたい、目的は様々でも、小手先のスキルや就職対策でひたすら知識をつけるだけにするのはもったいない世界です。
顧客の成功を通じてビジネスを成功させようと頑張っている他のユーザ企業さんの情報やそれを支えるノウハウや技術を持った人との交流を通じて、気力を持って勉強に取り組めるといいな、と思っています。
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