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ダンスとキャバ嬢と彼岸花7
翌日意外と早く起きた友人は、ソープに行き
たいと言い出した。
専門雑誌を見て行きたいお店の候補もあるようだ。
同伴前に抜いてしまったら牙が抜けてしまうのではと言ったが、それくらいでちょうどいいらしい。
前菜みたいなものだと。
仕方ないので車で吉原に向かう。
行く途中でいくつかのお店に電話していたが、お目当ての姫の予約が取れなかったそうで、フリーでお任せで遊ぶことにしたようだ。
店の前に停めると呼
ダンスとキャバ嬢と彼岸花6
またしばらく連絡のない期間が続いた。
現在のようにLINEを既読無視すると角が立つような厳格な時代では無かったと思う。
携帯キャリア同士じゃないとSMSも送れなかったような気もする。
メールが携帯で使えて便利だというくらいで、パソコンでのメールがまだまだ主流だった。
当時からちょっとしたことをメールの下書きか自分宛のメールで日記風に書き留めていて、ほとんどは掘り返すまでもないデータとなってしまった
ダンスとキャバ嬢と彼岸花5
キャバクラも飲食店。
楽しみ方も似ている。
星付きレストラン、寿司、焼肉、ラーメン、定食屋。
たまに食べると美味いけど毎日ステーキは食べられない。
煌びやかな内装で調度品も高級。
美女が揃ってて気遣いも出来て、営業メールや電話もしっかりしてる。
そういうんじゃなくて、名刺もくれないし話も合わせてくれるわけじゃなく、グラスも拭き忘れたりして、でも明るく元気。
そんな子と飲みたいこともある。
でも
ダンスとキャバ嬢と彼岸花4
今日はお店休みだから同伴じゃない。
じゃあこの後どうしたらいいんだと思ったら、映画観れたから十分だと言うので途中で何か食べて帰ろうとなった。
困った時の焼肉という教訓からそれっぽい焼肉屋に入り、適当に流して注文してガツガツ食べた。
よくあんな小さい口に肉がポンポン入るものだと感心していた。
食事中何度か、なんで今日遊んでくれたのか聞きたくなったが、聞いてしまって悲しい答えだったら怖いからそのまま飲
ダンスとキャバ嬢と彼岸花3
仕事は個人的には特に問題なく進んでいたのだけど、直の社員達とラーメン王社長とのいざこざがエスカレートしてきて、私は極力人を避けて立ち回って巨乳事務員とのみ絡むような感じで。
巨乳事務員もことあるごとにラーメンに行こうだ飲みに行こうだと理由をつけて誘ってくるのだけど、後腐れなくはないんだろうなという直感で逃げ回っていた。
この仕事はいつまでだろうかとそんなことばかり考えてしまってた。
唐突に金髪嬢
ダンスとキャバ嬢と彼岸花2
次の店は雑居ビルの上の方にあって、古いエレベーターで登っていくんだけど、あのドアが開く瞬間のワクワク感っていいよね。
音がしてるんだからドアの方向いてればいいのに、スタッフや嬢が油断して慌てていらっしゃいませと言う感じもいいし、ちらっと見える待機嬢もいいし。
しっかりと強面のおじさんが待ち構えてるのもいい。
エレベーターの上の表示階のところに店名のステッカーが貼ってて、別の階のステッカーが下品だ