置かれた場所で咲きなさい
この言葉は、シスター渡辺和子さんの言葉だそうです。
ふと自分の人生を振り返って、その時々にできることをその時なりにしてきたな…と思った時に、この言葉を思い出しました。
渡辺さんが著書の中で言いたかったこととは違い、私のこの言葉からイメージする観点のことですが、
その時にできること、出会う人、選べる事柄は、その時独自のものだなと思います。
今振り返れば、今ならこうするのにと、その時とは違う行動を取ると思うのですが、その時には、今思うような選択肢はなかった。
つい今日も、後から「ああ言えばよかったな」と思った事がありました。
数年前、数十年前のことではなく、数秒前のことですら、その時にはできない事がある。
こういうことって、皆さんもあるでしょうか?
そして、そんな気づきがあることで、「次はこうしよう」と思えたり、過去にはなかった選択肢を持っている自分の成長に自分で嬉しくなったりもする。
私は上記のようなことを、いつも夫に分かち合います。
一人で体験したことや一人で思いを巡らせた出来事を、「聞いてー」と話します。
なぜなら、気づく前・体験する前の私と、今の私は違うからです。
自分一人の体験談として持っているのではなく、夫にも私の成長や失敗を知ってもらい、馬鹿だなと思ってもらったり、よかったねと言ってもらったり、それはすごいねと褒められたり、します。
私は毎日、色々なことを体験して変化しているので、それを伝えないと、夫にとっては代わり映えのない、自分が知っている姿から変わらないつまらない妻になってしまうかもしれません。
もしかしたらお子様のいるご家庭では、お子様の成長についての会話を夫婦でしているかもしれませんね。
そんなご夫婦は、ご自身たちについての話もしているでしょうか?
私は、自分が体験したこと、考えたこと、感じたことなど何でもを、パートナーと分かち合うことを提唱しています。
それが、円満なパートナー関係には必要だと考えています。
話す量や話し方は個人ごとに違うと思いますし、自分語りをする事が苦手な人、相手の話を聞く事が苦手な人もいると思います。
そんな人は、その人なりにで大丈夫です。
パートナーと良好な関係を築き続けたい方は、ぜひ今から、分かち合ってみてください!
そして、できる範囲でいいので、分かち合いを聞いてみてください!
この一つの行動から、未来が変わります。
そして、出会いに関しての「置かれた場所で咲きなさい」。
タイミングって、あるものだなと思います。
私は、夫とは15年前に知り合っています。
しかし、その時もその後7年間も、結婚につながる予兆はまっったくありませんでした。
15年前、または9年前に、もしもパートナー候補として向き合ったとしても、結婚していなかったと思います。
過去の私は、かなり未熟でした。
愛がなんたるかもわからない、人を信じられない、上辺だけ良い人、みたいな感じでした。
人を言葉で傷つけることもありました。
今でも未熟な部分はたくさんありますが、個人が未熟でも、結婚してパートナーと一緒に生きていこうと思えたタイミングが私たち夫婦の間で合致したら、結婚しました。
結婚して、相手を思いやることを日々学んでいます。
もしかしたら、個人の成熟度と、パートナーと人生を紡ぐ能力は、別なのかもしれませんし、どちらも育んでいけばよいだけなのではと思います。
結婚には、勇気と覚悟も必要です。
現在はオリンピック真っ盛り、選手それぞれにストーリーがありますが、逆転を目にするたびに、負けていて逆転できるかもわからない状況から自分を信じてプレーし実行したことで勝ちにつながった瞬間は、感動します。
結婚は、あなたにとってのオリンピックくらいに大きなことかもしれません。
望む心意気の大きさとして。
大きなことに挑戦する時におすすめなのは、味方を作ることです。
あなたが勝つこと(望む結婚を手に入れること)を本気で一緒に作り出してくれる味方をぜひ見つけてください。
そしてもちろん、本番でプレーするのはあなたです。
あなたのタイミングで、勇気と覚悟を持って、トライしてくださいね。
あなたの花を咲かせてください。
そして、あなたの物語を聞かせてください。