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シュレディンガーの自分を通じて自己を紐解き好きになっていく

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
レズビアン風俗「シェアカノ」本店在籍キャスト・とおるです。
寝る前に、はちみつを白湯に入れて飲んでいまして、ほっと一息吐けておすすめです。
その空間だけ、完全なプライベートで、自分ひとり、ゆったりと揺蕩うような心地になります。
それはそれとして、キーボードの "」" キーが完全に反応しなくなった関係で、"かっこ"からの変換で「」を打つことになっています。
有識者~!キーボードの一部のキーだけ反応しなくなったときってどうしたらいいんでしょうか。

今回は「シュレディンガーの自分」について綴っていきます。


シュレディンガーの自分

「シュレディンガーの猫(シュレーディンガーの猫)」という思考実験があります。
この思考実験は、物理学的実在の量子力学的記述が不完全であると説明するために用いられたもので、簡単に言うと「物事の結果は観測するまで確定しない」ということです。

実験の内容は簡単です。
一匹の猫が箱の中に入れられています。箱の中には一定の確率でハンマーが稼働して、青酸ガスの入った瓶を叩き割る装置が入っています。叩き割ってしまえば猫は死んでしまいますが、しかし、ハンマーが瓶を叩き割ったかどうか、その結果、猫が死んでしまったかどうかは、箱を開いて中を観測するまでわかりません。
物事の結果は、観測するまでわからないということです。
では観測するまでの猫の状態はどうなっているのか。思考の中では、「生きている猫」と「死んでいる猫」の二つの状態が生まれます。
まったく同じ猫であるのにもかかわらず、観測するまで状態は複数あるということです。可能性ともいえます。
シュレディンガーの猫とは、そのような思考実験です。

この哲学問答は、自分自身にも当てはまります。
シェアカノをご利用されるお嬢様の中には、自分がどういう性的嗜好なのかわからず、確かめたいとされるお嬢様も少なくはない数いらっしゃいます。

自分は女性が好きなのか。女性しか無理なのか。男性との経験もあるけれど女性にも惹かれる自分もいて、本当のところどうなのかわからない。
抱えているお悩みやご事情は様々です。
シュレディンガーの自分は、観測するまで状態の判断はつきません。あらゆる可能性が頭の中で飛び交っても、本当のところどうなのかは、箱の中に入ってはじめてわかるのです。

今まで頭の中だけで考えていた「不透明な自分」というものを自分とはこういう人なのだと確立していく過程は、これまで明言できずにいた自分をようやく知れるようで安心できます。
マズローの欲求5段階説というものに、安全欲求というフェーズがあります。本来の意味としては、自分の身体の安全性を確保したいという欲求を指していますが、私はこの欲求の中に「不透明な自分を知りたいという欲求」も含まれると感じています。
承認欲求は他者に期待をする欲求ですが、自分自身を知ることで得られる安全欲求もあると考えています。

ただ、シュレディンガーの自分とは、すでに用意されたテーマによる思考です。
箱の中に収められた猫のように、自分はどちらなのかと悩むように、すでに思考のテーマは用意されている状態です。

自分は女性が好きなのか。(そもそも触れられること自体、性別問わず苦手かもしれない)
自分は女性となら安心できるのか。(女性との安心感と男性との安心感のうち、求めているものはどちらなのか)

こうした思考のテーマは、自分の中で生まれるものです。
他者から用意されるものでもなければ、他者が判断するものでもありません。
完全なる自問自答の世界。
「シュレディンガーの自分」を紐解き、知ることは、一人称視点となります。
他者から見た自分は得られないということです。

ジョハリの窓は他者から見た自分を知るきっかけになる

自己を知ることは楽しいです。
自分とはこういう人なのか、と新たに知ると、過去の出来事を改めて整理でき、昇華するきっかけにもなりますし、やっぱり自分はこうなんだという自信とこれからの道を開くきっかけにもなります。不透明な自分を知ることは、決してネガティブなことではなく、知ることで一歩踏み出せるようにもなれます。

そのための思考法として、シュレディンガーの自分という喩えを出しましたが、これは自分の中に用意された可能性を確定させるという一人称視点のものです。
自分から見た自分を確立させるもの。
では、その自己分析は、他者から見たときに合致するものなのでしょうか。
ジョハリの窓は、他者から見た自分という情報も取り入れた上で、自己分析する心理学モデルのひとつです。

ジョハリの窓

人の承認欲求の観点で、望ましい状態というのは、自分も他者も知っている自己の面を増やしていくことです。
自己を知りたいという点でいうなら、盲目の窓をなくしていくこと。他者から見た自分を知ることだけでも、十分、自己の新たな可能性や道を見つける楽しさを得られます。

自分の好きなものを知ることは「自己を知る」ひとつ

自己を知るといっても、性格分析もあれば、嗜好分析など様々。
そもそも自己というものは多角面で構成されています。
接する人やタイミング、その場所、空間によっても、引き出される面は異なっていきます。
1から100まで同時に自己の面が介する場面はなく、多面体のうち、この人と接するときはA面の自分が出る、といったものです。

承認欲求を満たす上で、自分が知っている自分を他者にも知ってもらうことは必要な過程ですが、自分が知っている自分のすべてを他者に理解してもらうことはほぼ不可能です。
伝えたいことは、言葉で伝えると3割しか伝わらないものです。
壊れるほど愛しても1/3も伝わりません。

とはいえ、好きなことは他者と共有できます。
私ってこれが好きなの、という自認を他者に共有し、共感を得ることも、あなたってこれが好きだよね、という他者の認識を自己のものとして取り入れることもできます。

自分はこれが好きなんだ、という「好きなものを知ること」は自己の幸福につながると考えています。

シェアカノでお嬢様と一緒に過ごす際、私はよく「好きなことが見つかってよかった」とお伝えすることがあります。
それと同時に「これが好きなんじゃん!」と一緒に新しい好きを発見できたことを喜ばしく思ったり、「これって好きかな、どうかな」と反応を見たりします。
これはデートでも添い寝でもヘルスでも同じことです。
だって「好き」が見つかるって嬉しいじゃないですか。
新しい世界が広がるみたいで、好きなことが見つかる度に自分の自信になるようで、好きなものがより一層好きになるようで、とても嬉しいことです。
なんにもないと思っていた世界に色がつくような、同じ駅までの道のはずなのに、昨日までの道とはまるで違って見えるような、そんな感覚がします。

シェアカノを通じてお会いするお嬢様が、新たな自分に出逢えるよう、お手伝いをさせていただければと思っています。

だって、新しい自分とともに歩いていく姿って、輝いて見えるから。


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