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Six Star Journey〜まずはロンドンマラソン(その5)〜

『ロンドンマラソン』のチャリティー枠とは

さて、『ロンドンマラソン』のチャリティー枠ですが、何度か『東京マラソン』のチャリティー枠とは全くの別物、と表現してきましたが、分かりにくいと思いますので改めて説明します。

【東京】
東京のチャリティー枠は、一般枠と同じように大会公式サイトから参加申し込みをします。誰でも条件(募金額)は同じです。募金するのはランナー自身です。チャリティー団体とランナーの関係は、募金先をどこの団体と指定するかだけのものです。
一般枠とチャリティー枠の関係は、航空機の「エコノミー」と「ビジネス」の関係、値段と待遇が違うだけで同じ便に乗ってるイメージだと思います。

【ロンドン】
ロンドンのチャリティー枠は(これが世界的にはスタンダードのようです)、ランナーが個別に団体に参加申し込みをします。条件(募金額)は各団体によって異なります。そして、ここが決定的に違うところですが、募金をするのは基本的にランナー以外の第三者です。ランナーの役割は募金活動をする、第三者からの募金を募る活動です(もちろん、ランナー自身が募金しても可ですが)。チャリティー団体とランナーの関係は最初から個別の関係であり、団体としては末永く自分たちの団体・活動に協力してくれるランナーを求めている、と思いますので、したがって日本に居住している日本人にはハードルが高い、ということになります。
一般枠とチャリティー枠の関係は、航空機で言うと「定期就航便」と「自分で小型機をチャーターする」くらいの違いがあると思います。

さて、前回(下記「その4」)記載の通り、「Phab Kids」という団体から、チャリティー枠にチャレンジすることを認められて、いよいよチャリティー活動の開始です。

チャリティー活動開始

「Phab Kids」のJanineに対して3月8日に了解の旨メールすると、10日に正式な合格(?)通知が届いて、チャリティーの開始です。
チャリティーの目標額は、余りに生々しいので明示しませんが、翌年の1月28日までに目標額を達成する必要があります。
チャリティーのやり方自体は、ランナーに任されており、どうやっても自由なのですが、一応、「強く推奨」されている方法として、justgivingなるfundraising(募金)サイトにある「Phab Kids」のページの中に自身のページを作成しろ、ということなので、それに従いました。
クラウドファンディングなども仕組みは同じなんでしょうが、自分自身を紹介して、アピールして「Phab Kids」の活動に賛同してチャリティーに協力してくれ、というお願いを全世界に向けて発信する訳です。
ちなみに、この団体は、名前からも明らかですが、サポートを必要とする子供達に必要なサポートする団体です。

3月20日にはjustgivingのページを開設しました。
募金の集まり具合は、これも生々しいのでやめておきますが、10月21日になって突然「ロンドンマラソン」の運営団体より、23年4月の大会にエントリーするように、とのメールが着信しました。同時にJanineからも「ロンドンマラソン公式の指示通りエントリーしろ」とのメールが届きました。
少し面食らったのは、この段階では、まだ募金の目標額には届いていなかったからで、自分としては、目標額に届いたらエントリー出来るのだと思っていました。

まあ結局、最後まで仕組みが良く分かりませんでしたが、この10月21日というのは、一般枠の当選発表直前のタイミングで、このタイミングで、一旦、チャリティー枠の出走者を確定する、という流れのようです。その後、目標額に達しなかったランナーをどうするのかは分かりません。
ともあれ、正式にエントリーが完了したようです。
その後、年内に無事目標額を達成し、今日に至っています。
余談ですが、今年の1月になって、2019年にコンタクトしたある団体から、「欠員があるので応募しないか」との勧誘がありました。こんなことは、今までになかったことで、やはり23年大会は、前回から半年しか経過していないこともあって、チャリティー枠が消化し切れない団体があるのかも知れません。

ランナー受付などレースに関する案内

そんなこんなで4月23日のレース本番まであと1か月となる3月下旬になっても、ランナー受付(ゼッケン引き換え)の場所、日時などの正式な案内が届かないので、少し不安にはなりました。
国内のレースであれば、1か月前くらいに郵送で届くのが普通です。
海外マラソンでは唯一出走直前まで行った2019年の『シカゴ』では、1か月前には、メールで詳細な案内が届いていました。
少し調べれば、ランナー受付、エキスポの会場は「ExCeL London」東京で言えばお台場みたいなところの大コンベンションセンターだと分かりますし、前日までにそこへ行けば良いので、ある意味、言わずもがなではありますが・・・
至れり尽くせりの日本流に慣れている身には、何とも国際基準の世界は微妙です。

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