Six Star Journey 〜ボストンマラソン(その1)〜
5つ目の星⭐️を目指して
世界6大マラソン制覇の道は、いよいよ最大の難関「ボストンマラソン」です。
何が難関か?出走権を確保すること、参加することが最も難しいのが「ボストンマラソン」です。
他の5レース(東京、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン、ベルリン)を初めとして、世界中のほぼ全てのマラソン大会は、倍率はともかくとして、基本的に抽選で当たれば走れます。
ただ「ボストンマラソン」には抽選枠はありません。「速い者勝ち」の世界です。申し込みの早い順の「早い者勝ち」ではありません。「速い者」直近のタイムの速い順で出走権が得られます。
運は関係なし、そう言う意味では、最もフェアなやり方です。
まず「ボストン・クオリファイ」と呼ばれる基準があり、その基準をクリアしないと申し込み資格すらありません。60〜64才男性であれば3時間50分ですから、最近のベストタイムが4時間14分の自分には申し込み資格すらありません。
さらに「クオリファイ」の基準をクリアする者の全員が走れるのではなく、その中から速い者が順番に選ばれる、結果的に今回は「クオリファイ」の基準より6分51秒(これを「カット・オフ・タイム」と呼びます)速い者までが出走権を得ました。自分の年代では3時間43分09秒ですから、過去を遡っても3回しかクリアしたことのないタイムです。「カット・オフ・タイム」は伸びる(さらに速く)傾向にありますので、今後もタイムでの出走は、ほぼ不可能です。
ロンドン、ニューヨークあたりは、出走枠の主流はチャリティー枠です。ボストンにもチャリティー枠はありますが、枠自体が小さく、しかもチャリティー枠に必要なドネーション(寄付金)の額は、桁違いです。そもそも日本人が海外マラソンでチャリティー枠を確保するのは、結構な難儀で、ロンドン、シカゴ、ニューヨーク、ベルリンは何とか確保出来ましたが、ボストンは全く無理で手ごたえさえありません。桁違いの金額に目をつむるとしても、ボストンをチャリティー枠で走るのも、これまた無理ゲーです。
最後の、そして、唯一の現実的な参加手段が、ツアーということになりますが、自分が知る限り、日本で「ボストンマラソン」の出走枠を持っている旅行会社は1社しかありません。これまた結構狭き門で、相当早めに動いたつもりでしたが、2024年は参加出来ず、2年越しのチャレンジで2025年の「第129回ボストンマラソン」のツアー参加が決まりました。
ここだけは無様なレースは出来ない
「ボストンマラソン」のレース本番は4月21日です。4月の第3月曜日「パトリオッツ・デイ」の祝日開催です。
今年で129回目で、世界最古のマラソン大会であり、最も格式ある伝統の大会です。
世界6大マラソンですが、他の大会は世界に冠たる大都市での大会ですが、「ボストンマラソン」が開催されるボストンだけは、もちろん米国建国の歴史上、重要な都市ではありますが、そこまでの世界的都市ではありません。逆に言うと、「都市」ではなく「大会」自体の格式がダントツでメジャーな大会だと言えます。
自分がフルマラソンに参戦し始めた頃、「サブ4ランナー」の称号の次に目指したのは、「ボストン・クオリファイ」をクリアしての「ボストンマラソン・フィニッシャー」の称号でした。
クオリファイをクリアする夢はやぶれましたが、ボストンでだけは、無様なレースは出来ません。
これまでの海外マラソン3戦では、ロンドン4:42:25、シカゴ4:49:00、ニューヨークシティ4:55:21とタイム的には惨敗続き、かつ、悪化する一方です。
振り返ってみると惨敗理由に思い当たるところは多々あります。過去のレースを精査しつつ、ボストンでは何とか最低ラインの4:30:00をターゲットに残り3ヶ月、上手く調整していきたいです。
もちろん「完走して5つ目の星を獲得する」のが大目標ではありますが、「ボストンマラソンの名に恥じないレースをしたい」という気持ちにもさせられる、そんな特別なレースです。
とまあ、新年最初の投稿なので少し気合いが入っていますが、特別なトレーニングをしている訳でもなく、年明けにやった事と言えば、レース用のキャップに星を4つ付けた(ヘッダーの写真です)だけです💦