あおもり桜マラソン(24.4.21)走りました〜番外編〜
岩木山
「あおもり桜マラソン」を走り終えて、今回のもう一つの目的地、弘前に向かいます。
青森から弘前は、在来線で40分程度。
列車が弘前に近づくと見事な岩木山の姿が見えます、街中からも良く見えます。
太宰治の「富嶽百景」の有名なフレーズ「富士には月見草がよく似合う」風に言うと、岩木山には桜がよく似合いました。
弘前さくらまつり
フルマラソンでボロボロになった身体を引きずって、日本有数の桜まつりと名高い「弘前さくらまつり」です。
弘前公園には、出店がたくさん出て、まさにお祭りです。桜の見事さは言うまでもなく、国内外から大勢の花見客が訪れて盛り上がっています。
以前から「北国と桜」の取り合わせに少しだけ違和感を感じていましたが、実際にこのエネルギーを目の当たりにすると、冬が長く厳しい北国だからこその桜の、春のありがたさ、みたいなものかと得心が行きました。
何枚か桜の写真を撮っているうちに、桜は写真に撮るものじゃないなあ、という気がしてきました。実物の美しさに敵わない、というのも理由ですが、そもそも、今この瞬間のものであって残すものではありませんから。それから、身体が疲れ過ぎていたこともあってか💦
桜の他に観ものは、現存12天守の一つ、弘前城の天守閣です。
夜桜ライトアップ
夕食後に、ライトアップした夜桜を少しだけ眺めました。
これまで桜には大して興味はありませんでした。この春は、人生初の桜にこだわった春になりました。
この春のテーマ歌を
ひととせに ふたたびもこぬ 春なれば
いとなくけふは 花をこそ見れ (平兼盛)
さらに番外は続く
マラソン&さくらまつりの日曜から一夜明けて22日(月)です。
夕方のフライトまでにどこへ行こうかと考えて、五所川原から金木に行きます。大相撲110年ぶりの新入幕優勝、尊富士の出身地です。だからではなくて、太宰治の故郷ですね。
弘前から五所川原まで、全席指定の観光列車「快速しらかみ」で40分、五所川原から津軽鉄道を待つ間に他国からの観光客と国内の団体様で盛況に。
五所川原から金木は津軽鉄道で30分ほど。満員電車並みの乗客、太宰人気か?と思いきや、金木では誰も下車せず、大勢の観光客は金木の一つ先、ここも桜で有名な芦野公園へ行ったようです。最後に寄って来ましたが、芦野公園の桜も見事でした。
金木は良い意味で静かな田舎町ですが、品があって春を締めるに相応しい町でした。