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現状維持の積み重ね
コロナ禍以降、海外渡航を再開して4回目の渡航、スイスとポーランドを旅しています。
海外という「非日常」の中で、自身の行動パターンの「性質」「癖」ついて、考えさせられることが多々あります。そんな話を一つ
日本でもキャッシュレスが浸透してきましたので、日常生活で現金を使用することはほとんどなくなりました。
それでも海外では、少しくらいの現地通貨のキャッシュを持っていないと不安で仕方ありません。
今回も羽田でスイスフランに少し両替しました。ただ、スイス内を4日ほど遊んで周りましたが、案の定、キャッシュの出番は一度もありませんでした。
チューリヒからポーランドのクラクフに飛ぶ際に、チューリヒ空港において、使わなかったスイスフランをポーランド通貨に両替しようと思い両替所を探しましたが、そもそも両替所自体が少なく、あっても職員がいなくて機能しない、仕方なく到着地のクラクフ空港でも探してみましたが、ダメでした。
「使うことのないキャッシュを、万が一のために用意する」という慎重さは、ある意味、必要ではありますが、いまだにキャッシュの両替に固執する自身の現状維持好きに、呆れました。
今の時代、必要ならATMで現地通貨を入手するのがスタンダードでしょうが、海外のATMは未経験で、何か抵抗があります。
「どうしようかなあ」と思いつつ、結局、クラクフで二日過ごしましたが、キャッシュは必要ありませんでした。ポーランド通貨は何度聞いても名前が覚えられませんし、現物を目にすることもなく、帰国します。ちなみにズウォティというようです。
ヨーロッパには公衆トイレが有料のところが結構あります。スイスのベルン駅では、有料トイレの料金までカードで支払い出来ます。
自分は「海外旅行の際には、空港で両替して現地通貨を入手する」というルーティンを維持したかっただけなんだと思います。
自分自身に限らず、世の中には、必要のないこと、リニューアル出来るのに過去のやり方、現状維持に固執していることが多々あります。
不必要な現状維持の積み重ねが、自身の利便性や成長を妨げている。社会システムに目を向けると、その積み重ねが、老害と言われるようなことに繋がっているのかなあとも思います。
アウシュビッツ訪問への拠点であり、ポーランドのかつての首都クラクフにて