Six Star Journey〜まずはロンドンマラソン(その3)〜
今週初めにロンドンから届いたランニングシャツです。
彼らは「runner vest」と呼んでいるようですが、海外の人は体感温度が違うのか、寒くても、こうゆう袖なしのシャツ1枚で走ってる映像を見ますが、自分は寒がりなので、真夏でもない4月23日に、まして東京よりは寒そうなロンドンで、これだけでは無理です。
決して趣味が良いとは言えないデザインですが、自分のサポート団体のプロモーションも兼ねていますので、これは一番上に着るとして、この下に長袖のTシャツくらい必要なので、色合いの合いそうなTシャツ(各大会参加賞のTシャツが山ほどあります)を探しましょう。
ということで、いよいよロンドンマラソンが迫ってきました。
さて、ここに至るまでの経緯です。
2019年3月に長年の悲願であった『東京マラソン』を走った自分は、同年10月の『シカゴマラソン』の抽選にも当たり、調子に乗って4月に翌年(2020年4月)の『ロンドンマラソン』にもチャレンジすることとしました。
マラソン大会への参加申込は、これはもう万国共通で、そんな難しいことはありません。申込開始は早くて1年前からですから、あらかじめ確認しておいて、大会のホームページにアクセスして抽選に参加します。
「enter→Ballot entry」と進んで所定のフォーマットを埋めるだけです。もちろん全部英語なので、意味不明なことが多々ありますが、基本は日本国内の大会と同じですし、不明な単語はネットで検索すれば問題ありません。
こうして参加申込をしましたが、一説には25倍と言われる、多分世界一の難関レースですから、当然のこどく落選しました。
落選までは想定通りで、「あわよくば」という気持ちでいただけで、実は最初から「チャリティー枠で参加するしかない」と覚悟を決めていました。
5月に落選の連絡が届いたところで、ここからが本番のチャリティー枠獲得です。
『ロンドン』のチャリティー枠は、『東京』のそれとは、全くの別物です。ホームページの「charity info」には、ものすごい数のチャリティー団体が紹介されていますが、個別の団体が出走枠を持っているようで、個別の団体毎に参加条件が異なっている、誰を走らせるかは、完全に各団体の裁量に委ねられています。
まず、ものすごい数のチャリティー団体から良さそうなところをいくつか選んでコンタクトを取ります。チャリティーですから、団体の趣旨に賛同できることが一番重要ですし、あとは団体毎に必要な募金額が違いますので、そこも重要です。
団体によっては、申し込みのフォーマットがあって、それを埋めるだけという形式もありますし、メールアドレスだけ示して、参加希望者はメールしろ、という形式もあります。
自分は10団体ほどにアクセスしましたが、結果から言うと、どの団体からも出走権どころかチャリティーへの参加権すら得られませんでした。
正直これはビックリしました。
各団体が求めている募金額は決して少額ではありませんから、それなりに枠の余裕はある、というか、むしろ団体としても希望者を募りたい、要は「売り手市場」かなと勝手に思っていたのです。
結局、何団体からは、いわゆる「キャンセル待ち」のステータスだと連絡がありましたが、返信すらない団体の方が多かったです。
「恐るべしロンドンマラソン」これは、ちょっとやそっとの覚悟では走れないな、と痛感しました。