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コミュニティ・ディベロップメント (欧米では一般的な用語らしい)
立命館大学 政策科学部 特別実習
コミュニティ・ディベロップメント
事前学習を担当させていただきました。
近年、日本では、少子高齢化による人口減少などで、地域が衰退する事態が起きている。
「コミュニティ・ディベロップメント」とは、日本語では「まちづくり」と意味が近い。
専門的な説明をすれば、一定の地理的範囲・あるいはそこに住む特定の課題を抱えた人々(=コミュニティ)に対して、メンバーの集団的行動を基盤として、経済的、社会的、環境的、文化的な問題の解決を図るプロセスと定義できる。
欧米や発展途上国においてこの用語は一般的で、地域問題の解決が重視されている。日本での地域の活性化に向けて、本授業ではその手法を実践的に学ぶ。
普段、私たちがしていることですね (๑•̀ㅂ•́)و グッ!
せっかくなので学生さんたちに体験してもらいましょう!
公営住宅の空室と高齢化
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公営住宅は高度経済成長時代に、都市部へ流入する人口への対応のために多く整備されました。
やがて民間住宅が世帯数を上回るようになりました。
時代とともにニーズが代わりバブル崩壊後、公営住宅はセーフティネットへと役割が変わりました。
大阪府営住宅の高齢化率 45.5%
空室 × 高齢化 = 雑草
そこで生まれた地域課題が「草」です。
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歩道を歩けない(約半年前)
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府営住宅ですが、茨木市にあるので府の予算はつかない。
府営住宅なので茨木市の予算はつかない。
高齢化&人手不足により草刈をするには、住民の負担が大きすぎる。
……ならば…!!
大学生が草刈をしたら何が起こるか、
やってみよう ✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
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地域課題を知り尽くした佐村河内さんがOJT。
地域・福祉・災害…いろんな課題を解決するべく常に動いている大先輩から、直接話を聞けるプライスレスな時間!
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そんな嬉しいお言葉も(*´∇`*)
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大学生の感想
その①
はじめは大変だったけれど
途中から声をかけてくださる人もいて
人のためにというか
見えない誰かのための役に立っていると思えて
気持ちが満たされました。
その②
時間も忘れるくらい楽しかったです
近所の人たちから声をかけてもらえて
自分たちが貢献している実感がもてて
すごく嬉しかったです。
その③
暑いし大変だったけれど
声をかけてくださる地域のあたたかさを感じられました
でも逆にスルーしていく人は
どう思っているかな?というのは気になりました。
■全員共通の感想
楽しかったです!
また来ます!
友達にも声をかけます!
実は (⁎˃ᴗ˂⁎)
スルーしていった小学生の一人が、大学生が帰った後にお礼を言いに来てくれました♡
『草引きをしてくれて、ありがとうございます!』
その場で伝えるのが恥ずかしかったのか、ひとりになったタイミングで来てくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
さらに (๑•᎑•๑)♬*゜
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「はじめまして」の他人同士ですが、お仕事の話で盛り上がりました。
『私もそうでした!』
『その時はこうやってみました!』
楽しいから、うまくいく。
たった数時間で、地域・多世代がつながり、みんなが「楽しい!」「嬉しい!」気持ちになったのが、伝わったでしょうか?
計画や予算を立てるのも大事ですが、そこに込められる「気持ち」がないと、うまくいきません。
「得意なこと」が見つからなくても、「出来ること」は全員にあります。
ひとり一人が持って産まれた「出来ること」は、全員違います。
誰かの「出来ないこと」を、自分の「出来ること」で補い、
自分の「出来ないこと」を、誰かの「出来ること」で支えてもらう。
補い合い・支え合いが、「ありがとう」につながって、地域にプラスの循環が生まれる…課題解決は、そこから始まるのかもしれません (﹡ˆᴗˆ﹡)