ヨガ哲学から自分のご機嫌を取る方法。
ヨガというのはたい焼き一つがヨガとするなら
マットの上でアサナ(ポーズ)を取ることなんて
一口分にも満たないくらい本当に少しのこと。
では、アサナ以外が何なのかと言われれば「生き方」と言えるでしょうか。
哲学や生き方を学び、アイスクリームの食べ方に応用してみたので
何となく綴ってみることにします。
高校生に頼んだお遣いにもやはり不満はある
先日、お風呂上りにアイスクリームが食べたくなり
暇をしている高校生の息子に近くのコンビニまでお遣いを頼んだ。
依頼した内容は「バニラアイス」を買ってきてほしいということ。
品ぞろえがわからないため、ある程度のあきらめは必要だけれど
私がよく食べているアイスクリームの銘柄を知っていること、
そして渡した金額によって、
おそらく買ってくるであろうアイスクリームが何かは想像できていた。
コンビニで1,000円渡して買ってくるであろうバニラアイスは
やっぱり王道の「ハーゲンダッツのバニラ」一択。
ここでおそらく、シャリシャリ系やキャップ付き飲む系を選ぶことはない。
結果ハーゲンダッツだったのだけれど
何を買ってきてくれたかを聞くとやはりハーゲンダッツ。
ただ、バニラではなく「リッチミルク」だったのよね。
いや、ミルクはバニラじゃないのよ!と心の中で思うも…
いや、考えようによってはバニラだわね…とも思う…
だけれど「バニラアイス」と言った…
リッチミルクはバニラ味とは書いていないじゃない。
そう思いつつ、代わりに買いに行ってくれたのだから文句は言えないわね…
食べたらやっぱり「ミルク」=「牛乳」なのよ
一口目に感じるのはやっぱりバニラではなく「牛乳」なのだ。
せっかく買ってきてくれたアイス。
しかもハーゲンダッツ。量が少なく値段が高い。
味わいながら「美味しい♪」と素直に思えないともったいなさすぎる。
そこで頭の中で一旦状況を整理してみることにした。
バニラ味を頼むもミルク味を買ってくる
↓
ミルク味もそれぞれの考えによってはバニラ味になりえるかも
↓
鼻から抜ける牛乳の香り(牛乳臭さとも言える)
↓
芳醇なバニラを味わいたかった…
↓
牛乳の味で美味しいといえるのはソフトクリーム
でも頼んだのはアイスクリーム
↓
でもソフトクリームの味と思えばソフトクリームの味だなぁ
↓
ソフトクリームだとするとわりと好きなタイプの味かなぁ
↓
そもそも、そう思ったら美味しい!
↓
今美味しいかどうかだけを考えたらとても美味しい♪
結局は美味しかったのだけれどね笑
結果的には、さすがハーゲンダッツで美味しいのですよね。
以前にもリッチミルクは食べたことがあって
もちろん美味しいのは美味しいのですよ。
ただ感情的にバニラアイスを依頼し
バニラアイスを食べられると思っていたところを
裏切られた感情が自身をネガティブな感覚に包んでいた。
そして、それを整理してみたら
結果的に美味しい記憶になったということ。
自分の機嫌を自分で取れたら楽なのだと思う
息子に依頼した「アイスクリーム(バニラ味)」のお遣いは
私が想像していた、または望んでいた結果ではなかった。
だけれど、これを息子のせいにして「なーんだ」と
ネガティブ感情で高いアイスクリームを食べるより
息子の思考を受け止めつつ、私の思考を整理していたら
思いのほか簡単に意識が変化し
変化したことによって「リッチミルク」が以前よりも美味しく
そしてポジティブ感情でアイスクリームを堪能できたわけだ。
いろんなことに同じことが言えるのだ
要するに、感情は己で変化させることができる。
ネガティブな感情、
イラ立ちや悲しみなどは自分が引き起こしていて
その、ふと沸いた感情を丁寧に見て
そして己の感覚を受け止め、受け入れてみると
瞬間的に感じたネガティブは少しづつほどけて
ポジティブな思考へと変換することも可能なのである。
息子には「ありがとう」が素直に言えて
自分でも素直に「美味しかった」と思えたことは悪くない。
ただ、次にお願いするときは
「ハーゲンダッツのバニラ」と確実に伝えようと思う。笑