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我が愛しのジェイクギレンホール②(THE GUILTY/雨の日は会えない、晴れた日は君を思う/プリズナーズ/遠い空の向こう)

THE GUILTY

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2018年公開のデンマーク映画をリメイクした、現時点でのジェイク主演最新作。緊急通報指令室のオペレーターが誘拐されている女性からの通報を受け、電話から聞こえる音を頼りに解決すべく奔走する、というワンシチュエーションのミステリ。誰がどう演じてもきっと良くなりそうな上質な脚本だけどそういう話でこそ役者の魅力が全開になる。ほとんどのシーンがジェイクが電話を受ける姿で占められ、ひたすらアップになり続ける時間もある。その表情ひとつひとつで手に汗握らせてくるのだから、これぞ演技の力だ。ギリギリの心境を声の抑制と噴出で魅せる、感情任せのジェイクが見れる。



雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

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声に出して読みたい邦題。2016年作。ジェイク演じるエリート銀行員が突然の交通事故で妻を亡くしてからの心の移ろいを描く物語。とてつもない絶望の海を彷徨うように、不安定な気分に揺られ続ける悲痛なジェイクに胸打たれる。自暴自棄で奇怪な行動の数々の先に待つ、破壊(原題は「Demolition」)のシーンは不思議な爽快感があるもののそこにはやりきれない気持ちが搭載されている。1つ1つのシーンと行動の運びが独特かつ丁寧に作られていて、こういう言い方は適切でないかもしれないけど90年代~00年代の日本映画の質感があってとても好みだった。岩井俊二のテンポ感にも通ずるような。



プリズナーズ

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による2013年のクライムサスペンス。少女2人の行方不明事件を追う刑事としてジェイクが好演。相変わらず突然叫んだり、危なっかしい部分はあるものの、非常にストイックな熱血のジェイクを観ることができる。基本的にはオールバックのお馴染みヘアなのだけど、終盤に何回か固めた髪がはらりとなるシーンがあり、それが大変セクシーでよろしい。ただ車の運転があまりにも荒すぎる。セクシーでは補えないよ、、まぁどうしたってヒュー・ジャックマン演じる主人公の怪物っぷりが極まりすぎててジェイクどころではない作品であるが、助演では助演に徹する良さな。


遠い空の向こうに

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当時18歳の若ジェイクが主演を務めた青春映画。1957年のアメリカの炭鉱町を舞台に高校生4人がロケット作りにのめりこむ物語。こんな田舎なんてクソ喰らえ、俺たちは大空を目指す、っつー何ともシンプルで小気味いく成功と失敗の繰り返しをなす、これぞジュブナイルもの!という仕上がりで非常にかわいいジェイクを観ることができる。どんなカメレオン俳優もキャリアのスタートは意外とこういうところ。クリス・クーパー演じる親父とのくだりはご都合すぎると思いつつも青く爽やかな余韻。ちなみに今年、甲斐翔真主演で日本でもミュージカル化していた。これミュージカルにできるん??


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