新米社会福祉士の虎の巻
ワタシは社会福祉士に登録したのが今年の4月。福祉施設で仕事を始めて1年弱です。今は相談援助というよりは生活支援が主ですが、クライエントの記録や日々接してきた状況、ご家族の状況などを考える時に何かと役に立っているのは、かつて試験対策で使った参考書です。
どの資格試験でもそうだと思うのですが、数多くの過去問を解きながら、回答の根拠を参考書や回答の解説を見て知識を補完していくことが合格への早道です。過不足なく全体が網羅されていて、その関係性が端的に分かるようになっています。それが意外と役に立ちます。しかも去年一年間かけて読み込んできた内容なので、どこに何が書いてあるかは既に頭にきっちり入っています。
参考書を基に個別の制度や社会試験の相互関係を改めて確認しながら、個別の事例にふさわしいものは何かを考え、先輩職員の仕事のトレースをしたりしています。
国家試験が受かっても仕事ができるわけではありません。まずは「隗より始めよ」背伸びをしないで、まずは手近かつ自分が使いこなせるものを使って足りなければ次の資料にあたるのを心掛けて、地道にコツコツとやっていきたいと思います。
というわけで、ワタシが思う虎の巻は受験参考書です。ただ、毎年制度や根拠となる数値データも変わります。一冊を長年使える、ということはありませんので変化すること、しないことを見極めて利用することが必要かと思います。